5.0
白と黒の世界
ヨネダコウさんの作品のなかでも代表作と言っても過言ではない内容。
主人公矢代の重過ぎる過去。その過去を痛みで麻痺させて無理矢理快楽へ持って行く。その側近で矢代のボディーガードとして付く百目木。彼の過去もまた重過ぎる過去なんだけど、この2人が過ごす時間がいつのまにか2人の雪解けになって行く過程が綺麗に描かれています。
最新刊ではやっと2人が結ばれましたが、矢代が流す涙が切な過ぎましたね。光と闇、白と黒の世界。矢代が百目木を真っ直ぐに見るのが怖いのはそんな世界が温かいから、ずっと泣きたかったんだろうな。
続編期待してます!
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