3.0
冒険活劇に見せかけたホラー
1000年後の未来、呪力(超能力)ご当たり前になった、閉ざされた世界の話。
呪力とはなんなのか、外の世界には何故行ってはいけないのか、何故あの子たちは殺されなければいけなかったのか。この世界は変わるのか。
しかし、ミスリード?や回収されていない伏線?が気になります。
割りと序盤で出てきたモノローグで「まりあさえ生まれていなければあんなに沢山の人が死ぬことにはならなかった」的な台詞がありますが、あれって最終話の「あれから10年(おそらく36才)」の主人公が書いてるんですよね?何故あの事件が起きたのか、悪鬼と呼ばれた子がどうしてそうなったのかを理解した上で「まりあさえ生まれていなければ」と言っているのだとしたら、それはもう親友とは呼べないのではないでしょうか。
それから、主人公ご小学校を卒業式した直後に主人公には兄か姉がいて、その子は殺されたようなことを両親が話していましたが、その子のことはその後出て来ていないような?主人公の不安を煽る重要な会話だったとは思いますが、その後ほったらかしってどうなの?
瞬の代わりに入ってきた良という子の即刻退場はなんだったのか。いる間の扱いもひどかったけど。彼は何処から現れて何処へ消えて行ってしまったのか。ある意味物凄く可哀想。
他にも、主人公の母が主人公への手紙を奇狼丸に託したのか、奇狼丸が母を殺して奪ったのかと言う言い争いも結局答えははっきり描かれていないような。その後の奇狼丸とのやり取りで察しろ、もしくは読者の好き方で解釈しろということですか?
皆さん仰るように、主人公の服がひどい。他の女の子は特にあからさまな露出がある訳ではなく、主人公が1人でおかしなことになっている。
女同士のエロシーンが不必要に多過ぎ。男の子たちが真面目に話し合っているときの絵が別室の女の子たちのエロシーンとか、意味が分からない。大人編になると26才の主人公が10代前半の子に手を出すってどうなんだ。
気になる点を挙げていったら文句ばかりになってしまいましたご、全体のストーリーは面白いと思います。
ただし、エログロ注意。
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