5.0
美しい
クロディーヌが美しくて切ない。池田理代子さんの描く世界が好きです。決して幸せではないのだけれど心の闇や苦しみに共感して引き込まれていきます。
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クロディーヌが美しくて切ない。池田理代子さんの描く世界が好きです。決して幸せではないのだけれど心の闇や苦しみに共感して引き込まれていきます。
池田理代子作品は、ジェンダーの混乱がつきものだけど、それがテーマとして全面に出過ぎると、くどくて疲れてしまう。
連載当時に読んでた時は、ベルバラ、オルフェウスに続いての男装の麗人の少し大人向けのお話しと思って読んでたけど、こんなに時代を先取りした内容だったのね、驚き‼️
ラストが救いようが無いのが、ちょっとねー
教養主義の時代のフランス(今はそうではない)が背景にあるから、ここまで非社会的な生き方、許されるけれど(男性社会に入るのに家柄とか個人的教養が必要、言い換えればそれがあれば、別に自分で事業をやって成功した、とかでなくてもいい)、21世紀のグローバル社会でこのような女の人はどこで生きるのだろう、何を生きる糧とするのだろう。政治あるいは芸能界以外か。その辺まで考えさせる。ちなみに、Claudineという名前はフランス人はほとんどつけません。
なんの話の盛り上がりもなく、中身や最後に簡単に死が入ってくるのも現実離れしている。
何より、男🟰成績優秀、教養に富み、女を養える という構図があの大作を描いた著者から垣間見える気がして…まぁこれは昨今の劣化したベルバラシリーズを知っている私の偏見かもしれない。
ただ、読んで何の発見もなかった。
池田先生の漫画は綺麗で凛々しい人々が、いっぱい出てくるのでドキドキしてしまいます。
この時代に、こういうテーマの作品を描いていた事にビックリしました。
まだジェンダーが意識されていない時代に思いっきり踏み込んでますよねー。さすが池田理代子先生。でもクローディーヌに救いがなさすぎるというか、悲しい結末なので星は3つで。当て馬キャラだと思ったローズマリーが結局1番彼女(彼?)を理解していて、心に残しているのが印象的でした。
初読です
こんな作品があることを知りませんでした
設定もストーリーもヒロインも池田理代子さんの画力も何もかもがうつくしいです
発表当時の時代にこんな題材を選んで、美しい物語に仕立てた作家、池田理代子の功績は偉大だと思う。
綺麗ごとだけで飾って無いのが素晴らしい。
むか~し昔に読んで、ホントにまだ内容が理解出来ない年頃だった。
でも、題名だけは頭に残っていた。
今ならちゃんと理解できるし、これをあの時代にすでに描いていた事に驚嘆する。
作者の凄さをあらためて知る。