4.0
ネタバレ注意です。
正直、最初は絵が苦手でした。
とくに田野井の顔。
不気味でこわくて、
気持ち悪さが出ています。
おまけに何が「バブ」だ…。
刑事さんたち、
気持ち的にはこんな奴
ブン殴りたくなったと思いますが
よくこらえた。
好みの絵ではなかったけど
続きが気になり、
読み進めていくうち
内容にすっかりひき込まれました。
田野井の自宅から抜け出したという
「いぬ男」。
主人公との再会を果たし、
一緒に生活しはじめたあたりから
個人的には展開が面白くなったと感じました。
「いぬ男」から「トト」になります。
主人公のキャラも、それまでは
あまり好きじゃなかった。
でも
トトと暮らすのがどんなに大変だって
投げ出そうとはせず、
見捨てようとしないので
主人公に対する見方もしだいに変わっていきました。
新聞記者が胡散臭いキャラ。
他社より早く、新情報を世に出すのはうちだ!ということにこだわって
争ってるけど、
読む側からすればどこが早いかとか、
そんなのめちゃくちゃどうでもいい…。
他社との競争レースになってて、
早い者勝ちだから
なりふりかまわず報道するメディアが
存在するんだと思いました。
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