2.0
100話まで読んだ感想
父親亡き後、継母の策略で資産と婚約者を奪われた挙句、女郎屋に売られてしまった主人公。
継母への復讐を果たす為に吉原一の花魁になる事を決意し、苦難を乗り越えていく…筈が、全く物語が進まない。
主人公は元ご令嬢だけあって気位が高く物怖じしない性格なのだが、如何せん聡明さに欠けている為(婉曲表現)、あらゆる場面で厄介事に首を突っ込み、危機に陥り、最終的に楼主やら常連客やらに助けて貰い、一時的に反省はするが学習はせず、また別のトラブルに巻き込まれ…の繰り返しである。もうトラブルは放置して、吉原一の花魁になるという当初の目標を思い出してくれ。(因みに継母と元婚約者からの嫌がらせも継続中)。
そして、この元ご令嬢、某派出所漫画の世界からやってきたのか、やたらと頑丈な肉体の持ち主なのだ。
継母や男たちにどれだけ拷/問されても傷跡ひとつ残らず超回復する為、彼女が酷い目にあっても(どうせまた令嬢パワーで復活するんですよね)と醒めた気持ちになってしまう。全く同情出来ないのだ。
美麗な絵柄、興味をそそるテーマなのに、全く物語に没入出来ない。ここから巻き返しなるか…
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