5.0
78話まで読んで
とにかく絵が美しい♡フルカラーで、小物から背景まで細かく描き込まれてて、見入ってしまいます!キャラクターそれぞれの表情もとても豊かで、特に手の描かれ方がその時の気持ちや状況の示唆をしていたり、それでいて流麗です
私的に最初はロザリンもロビエンもあんまり好きじゃなかったのに、一気読みしだしたら止まらなくてw
とにかく2人は似た者同士で、そして、なかなか認められなかったけど、お互い一目惚れだったんだろうなと思ってます
特に中盤からの、ロビエンのヤンデレシフトはなかなか面白いし、ロザリンがやられたらやり返す!しっかりザマァしつつ、離婚裁判を見て未来の自分かも?と恐怖したりする弱い一面を持ってたり、ロビエンが居ないと眠れなくなるくらい無自覚に甘えていたり、とにかく両思い!両片思い??ってなるジレモダキュンが凄い良きw
2人がお互いの気持ちを伝え合うシーンは、お互いボロボロなんだけど、胸熱です!
2人の時間はとっても綺麗で、喧嘩とかしててもなんかこう穏やかに読めるのに、王と王妃、王妃の侍女のクローティが出てくると漏れなく胸糞です…
ってか、王妃…王太子妃を階段から突き落として、あと五ヶ月はお腹に居ないといけなかった赤子流産させるとか…ほんま鬼畜
でも王妃はプライド高い無慈悲なだけの人かと思ったら、王妃も辛い過去があり、今のところ王が1番悪いなってなってます
歪んだ自分自身を自覚してても止められない、愛に傷つけられて、愛を悪用して、復讐してる王妃はある意味徹頭徹尾であり、そんな中で裏切ったクローティを殺さず逃した辺りで言葉にできないいろんな思いが湧いてきた
自分がお腹を痛めて産んだ息子ではない王太子を愛するふりをして、埋められない孤独を埋めようとして、足掻いていたのだろうと思うと、そこをついて復讐を唆した彼女の兄である公爵もなかなか歪んでると思うし、謀略を巡らしつつもどこか自分から破滅に突き進んでるように見える王妃はこの物語の第二の主人公なんだと思います
サブタイトルの『復讐の王太子妃』はもしかしたら、王妃のことも暗示してるのかもしれない
子供を失う事故の描写があり、虐待を想起させる表現もあったりするので、トラウマ注意ではありますし、ちょい高めだけど、フルカラーで1話1話がしっかりと長いので読み応えあります‼︎
最後まで読みたい名作です♪
作者様方ありがとうございます♡
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