5.0
ただのサクセスストーリーではない
派手さはないものの、しっかりとした人物像の設定、丁寧に描かれた心の動き、無理のないストーリー展開でバランスのよく取れた作品だと思います。
デザインや縫製などの話も細かく描かれているのでアパレル業界の取材もしっかりされているようです。
一番印象的だったのはデザイナーとしてぶれないユーリです。コルセット全盛の世界でコルセットなしを画策するとはなんて大胆なんでしょう!国王が女性で、しかも柔軟で大胆な考え方をする方でよかった。ユーリの一途さに心を動かされてOKくれた女王様はとても男前で素敵です✨
結局のところ、何かが変わる、世の中が変わる(言い過ぎかな?)のは前例にとらわれない思考の権力者と才能のある人間がタッグを組んだときなのかもしれませんね。
服装だけでなく生理の悩みも出てきます。男装せざるを得ないユーリの悩みも描かれます。その中で女性がありのままの姿で生きていくことができる世の中が一番いいねというメッセージを私は感じました。現代女性だって結構大変ですもの…😅
さて、デザインとビジネスにばかり目が行っているユーリですが周りには何角関係かができていますよ💦男装終了の有無とともに着地が気になるところですがどうでしょうか😊
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