【ネタバレあり】間違いで求婚された女は一年後離縁されるのレビューと感想

健気な感じで愛されていく感じは乙女漫画だなと思う。
定番なのにしっかり気にして読めるのはやっぱりみんなの憧れている所があるからなのかなぁ？と思います。

健気

主人公がとにかく可哀想な境遇です。嫁ぎ先でも人違いだからと冷たくあしらわれ、孤独です。次第に周りとの信頼関係を築いていき旦那様にも愛される存在になるまでも波乱があって…。読んでいて疲れる展開です。

タイトルに引かれて、読むことに▪▪▪。
間違えて求婚したのは、そっちなのにヘノーデル辺境伯の最初の態度が、どうしても許せなくて、誤解が解けて二人がくっついていくのに、なんだか、素直に喜べないおはなしだなって思ってしまったので、私はあまり好きではないかな。

ずっと冷遇されてきた主人公の女の子は、嫁いだ先でも夫に冷たくされて、とっても、かわいそうでした。
でも使用人たちに対してもとても優しい彼女の姿が本来の姿だと知ってからの溺愛が素晴らしいです！
幸せになってほしいー！

シェリルは髪の色と眼の色が両親と違って生まれた。父親は母親が浮気してできた不義の子と決めつけ、彼女を虐げる。父親の再婚相手の連れ子の義姉と間違えられて婚約した辺境伯に、会ったその日に君は間違いだ離婚すると言われる。
辺境伯は冷たいが使用人達が優しく接してくれる。不在ぎみな辺境伯が頑なでヤキモキするが、屋敷内で流行病が起きた時のシェリルの働きを見たことでようやく誤解が解けてくる。シェリルを傷つけた自分は相手に相応しくないからと、他の嫁ぎ先を探す辺境伯。しかしお互い思い合っていることを確信して結ばれる。生まれた子供は父親の髪と眼の色で、父親はやっと自分の間違えだと気づいたが親子の仲が修復することはなかった。

好きな設定。でも最初のセノーデル辺境伯があまりにも酷くて、これは絶対に好きになれない…と思ったけど、ちゃんと改心して大反省してハピエン。みんなから愛され主人公で良かった。

ラストが少し物足りない

両親のどちらにも無い黒髪で生まれてきたが故に不義の子と父親に認識され放置され、否定し続ける母親が亡くなり後妻を迎えると、使用人扱いとなるシェリル
シェリルの義妹リリアに求婚してきたセノーデル辺境伯へ、辺境など嫌！と身代わりにシェリルを送り出すリリアと父親たち
リリア本人ではないことを知り、離婚が許可される1年後までの結婚だ…と突き放すセノーデル(グレイグ)
が、シェリルの本来の性質をいち早く見抜いた使用人たちにより、シェリルへの偏見が徐々に消え、やがて溺愛になるグレイグ…

溺愛に至るまでのシェリルの自己肯定感の低さと、グレイグのヘタレっぷりに若干イライラするけど、それを乗り越えた後に身勝手で傲慢なリリアの登場で更にイライラさせられる
まぁ、お約束で結局は破滅するんだけど、その破滅ぶりは原作を読むと小気味いいw

ラストの方で、シェリルが本当に自分の娘だったことを知る父親。
こいつには、もっともっと厳しく激しく後悔してほしかった…そこは、すごく物足りない
まぁ、ストーリーとしては面白かったです

最後は･･･

初めはヒーローのあまりの冷たさが、腹立たしくてたまりませんでしたが、だんだんと柔らかくなってきて、ヒロインも異常な程オドオドしてるのにヤキモキしましたが、最後はイイ感じのハッピーエンドでほっこりしました♡

続きが楽しみ

求婚相手を間違えたのは自分の落ち度なのに、一方的に話を聞かず噂を鵜呑みにしていた伯爵にはイライラしていましたが、流行した病をきっかけに本当は噂通りの女性ではないことに気づいてくれて良かったです。

ありがちな設定ですが

設定はありがちですが、主人公の良さが辺境伯に伝わっていく様子が良かった。終盤の姉妹&メイドがドン引きするくらい酷かった