1.0
無料でもギブアップ
74話(小学校入学して半年位)まで読み進めていましたが、無料とは言えストレスに耐えられなくなったので、読むのを止めました。
主人公夫婦のような「自分達の意向ファースト」な姿勢では、障害の有無に関らず歩み寄りは難しくなるのはやむなしだと思います。
枚挙に暇がないくらい不愉快な展開だらけでした。
同級生の子にケガをさせたときの反応。自分の子供がケガをさせられれば、加害者を腹立たしく思うのも仕方ないのにそういったことを慮る姿勢は皆無。
就学相談時の役所の意見には「排除しようとしている」と逆上ばかりで全く聞く耳を持たずに、見学すらしていない養護学校をそこに通う子も含めて否定しているようで不愉快でした。
同級生が市会議員の口添えで関係者に対応を強行させて入学させたことを「こんな簡単なこと」呼ばわり。「やれるなら最初からやってくれればうるさい親呼ばわりされることもなかったのに」と役所サイドの負担を全く省みないし、謙虚さや感謝のない発言。
事故に巻き込まれたこの子の親からの「自分の子(※健常児)に期待ばかりしないで、自分で責任を持ったらどうか」、「一日学校にきて様子を見てみたらどうか」との忠告に対しても「豊かなのはどっちなのか」と論点のズレた反発。
算数で「答えとして正しい数」を選ばなくても「この子の感性のままに受け入れて欲しい」と普通学級の授業に何を求めているのか分からない意見。
この漫画の時代背景や取材先と、現実の現代の療育の考え方にはズレがあるんじゃないでしょうか。自分は発達障害の子を育てていますが、この夫婦みたいに考えていると思われたら嫌ですね。
フィクションの漫画にいちいちムキになることはないと言えばそれまでですが。
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