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白いサテンのリボン
岩館さんの作品はこの時期のものばかり読んでいるのであまり最近のものは知らないのですが…他の作品同様、あまり友達も多くなくモノローグ多めな少女が絵本の中のような世界で淡々と過ごしています。こちらも淡々と読み進めていましたが、結末を読んで「そうだ、岩館さんってこういうラストになるんだった…」とハッとしました。
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岩館さんの作品はこの時期のものばかり読んでいるのであまり最近のものは知らないのですが…他の作品同様、あまり友達も多くなくモノローグ多めな少女が絵本の中のような世界で淡々と過ごしています。こちらも淡々と読み進めていましたが、結末を読んで「そうだ、岩館さんってこういうラストになるんだった…」とハッとしました。
岩舘さんの漫画に毎回出てくる「フランス人形みたいな少女たち」印象的ですね。いつもふんわりしたドレスを着て、髪の毛はふわふわロング。男の人も毎回似ています。このお話は美しさの中にたっぷりの毒を含んだ絵画のようですね。途中から誰が本当のことを言っているのか分からなくなってしまい、ラストもポカンとしてしまいました。雰囲気を楽しむ漫画なのかも。ただし後味は悪いです。
大好きな岩館真理子さんですが、この作品を描いた頃は、ちょっと以前ほどの実力が無かったのかな、と思いました。
この人のミステリー物は「アリスにお願い」を読んで、結構良かったのでこの本もかいましたが、うーん、このページ数でミステリー物を描ききるのが無理だったのか…?
分かりにくい部分が残り、やや期待外れでした。
懐かしくてつい購入しました。
そういえば、こんな終わり方だったなー。ハッピーエンドじゃない。ユーモアのある面白い所は沢山あるんですが、決して軽率で分かりやすい幸せは描かないという終わり方です。ハッピーエンド読みたいなー。きれいな少女がワンピース着て風に吹かれる感じは憧れました。
このころの岩館作品が一番好きでほとんど読んでいます。久々に読み返すと青春時代が蘇ってくるようで切なく暖かくなります。古い洋館、素敵なおばあちゃま、そしてサテンのドレスというこの3点だけでもうきゅん、とします。
不安定な母親に育てられた妹は父に引き取られた姉を妬ましく思っていました。
母から離れるチャンスを自分で壊してしまう。どうも気の毒な話です。
あこがれのドレスを追いかけていただけなのに悲しいストーリー。
あー明るい話を何か読もう。
岩館真理子さんの作品は全て持っていて今でも折に触れ読み返していますが、この頃の作品が一番好きです。文学的で美しく、少し悲しく、でも時々笑いもあり、心にスッと入って来ます。
大好きです。
個人的にこの時代の岩館真理子作品が大好きなので探して読みました。
絵も綺麗で読むと本当に気分が上がります。
80年代後半90年代初期好きにはツボです。
絵がキレイでヒロインがとてもかわいい。
着ている洋服もとってもかんいくて。
この本の中ではアイリスの小鉢のお話がかわいくて好きです。
岩館真理子さんのお話は深いですね。
大好きな岩館真理子先生。ほろ苦いストーリーで、単純そうに見えても必ずひねりがあって、中学生の頃ドキドキしながら読んでいました。これもそうです。