2.0
ラストが…
対照的な2人の成長記です。ドロドロありの本当に面白くて夢中になって読みました!…が、最後がコレ?って感じです。
盛り上がっていたのに興ざめでした。庇ったお母さんも救われないし、萌ちゃんだって子供を残して逝ってシオが育てるって…自分が母親だからかもしれませんが、萌に救いがなさすぎるのと、事故の脳出血で出産なら帝王切開だろと言う突っ込みと…それまですごく好きだった分、がっかりしました。
- 45
対照的な2人の成長記です。ドロドロありの本当に面白くて夢中になって読みました!…が、最後がコレ?って感じです。
盛り上がっていたのに興ざめでした。庇ったお母さんも救われないし、萌ちゃんだって子供を残して逝ってシオが育てるって…自分が母親だからかもしれませんが、萌に救いがなさすぎるのと、事故の脳出血で出産なら帝王切開だろと言う突っ込みと…それまですごく好きだった分、がっかりしました。
大好きな作品で、ひっそり映画化もされています。
萌ちゃんは、満島ひかり!
神野さんは、及川ミッチーです(笑)
とにかく、主人公の生きる姿勢に憧れます。
深い珠玉の言葉がつまっており、舞台は日本だけではありません。
ちなみに、銀座のママが一番お気に入りです。
読みかけた方は、絶対最後まで読むことをおすすめします。
みんなはそれぞれの人物に共感できるのかな?
私は萌が最初のコンクールで史緒を陥れた時から嫌いすぎてダメ
美貌も財力も親の愛情も史緒が持っているからって羨やんで嫉妬してひねくれた根性でちょっとマシになったかと思えば好きな男が史緒さんと結婚するからって首絞めて◯人未遂じゃ同情もできないわ
今途中だけど萌が成功しようが落ちぶれようがどうでもよいわ
人の婚約者に付きまとって寝るとかも寒気する
萌の性格が悪すぎる。育った境遇などは気の毒だとは思うものの、他人を貶めるやり方はダメですね。苦労して努力してチャンスも無駄にせずに幸運を掴むようであと一歩及ばないのはそこでは?と思ってしまいます。運を味方につけきれないというか、まさに因果応報。他人を羨む気持ちはわかりますが、他人と比べて勝手に恨んでも良いことはないです。それにしても、ストーリー、設定、本当に一条ワールドで、有閑倶楽部を現役で読んでいた世代ですが、やはり先生の作品は素晴らしいです。最後は大人の事情的なのもあってか呆気なく幕引きになるのがちょっとだけ残念。
一条ゆかり先生の作品は
巧妙なストーリーもさることながら、
登場人物のセンスの良さと美しさが際立っていて、昔から大好きです。
プライドは今まで読んだことがなかったので今回初めて読ませていただきましたが、美しくて気品のある史緒がとっても素敵!!
甘え下手で世間知らずなお嬢様だけど
儚さの中に強さがあり、そして艶やか。
ライバルの萌は気の毒な背景のある女性で
その性格の悪さは育ちの問題からだとは思えど、
応援したくないほど裏表あり、貪欲なキャラ。
(女性が嫌いなタイプだと思う)
正反対の2人が互いに嫉妬しあい、
音楽と恋愛で交差し、時に高め合う展開は
とても絶妙に織りなされた楽譜のようで
一条ゆかり先生ならでは素敵な世界観です。
たまたま通りすがりに読んでみただけだったのですが、面白い作品でした。萌があまりに性格悪すぎて時々読むのが辛くなりますが、それぞれのキャラクターがしっかり描かれていて、主人公も結局はそこまでの苦労もしてないように見えるけど弱いところも根性見せるところも描いてあって読み応えがあります。萌が不憫に思えてもきますが、努力しても報われないのは根性が悪すぎるから。エネルギーの使い方を間違っているから。貧乏でもまっすぐな人は沢山います。
なんなら、勉強になるかもです。
身近に音大声楽科出身が2人、音大出身じゃないけどボーカリストが1人、楽器会社勤務が1名、要するに音楽に囲まれているので、私自身は全く音楽に携わってなくても、そういうことさもありなん、と言う感じで大変興味深く読ませてもらってます。音楽やら絵やらいわゆる芸術系の人って、独特の感性、独特の思考回路、独特の感情の表現を実際、します。お嬢様時代の主人公は確かにお嬢様気質だけど、そういう意味ではとてもまともな人に思えます。もっともっと周りに気遣いなどできなくて我が道をいく、人に迷惑かけてでも自分の信じる方に突き進む系が多いですよ。一番ぶっ飛んでるのは、神野さんのように思えますねー。課金しても最後まで読みますよ、これは。紆余曲折ありながらも成長しながら成功していく物語だろうと思って予測しながら読んでます!
お金持ちお嬢様の史織が父親の会社の倒産で一転苦労人になるが、それまでの育ちの良さは隠しきれないところで、品とプライドがあるからこその運と努力で声楽の世界で活躍する。
一方萌は、下品な母親に育てられるが故のねじ曲がった性根から様々な試練にぶつかりながらも根性である程度までは人生を切り開いてきた。
こんな二人の人生が所々絡み合っていく様を見事に表現している作品は、さすが一条先生です!画力も迫力あって、気付いたら一気読みしてしまいました。
史織と神野氏との心の距離の詰め方なんて、神業です!
面白くて、最後まで読んでしまいました。
オペラ好きなので余計にはまりました。
音楽についても丁寧にかいてあるなと思いました。
神野さんと萌さんが関係を持ってしまったのが、とてもとても後味悪く感じました。最後ハッピーエンドの美談に仕上げてあるけど、感情移入しすぎなのか、史緒さんびいきになりすぎたのか、「そんなに簡単に水に流されて、納得いかねぇ!」ってなりました(笑)惚れてるなら一途なら、貞操は守れよな!と思ったりしましたが、読んでて憤りが出てくるのは、しっかりキャラクターが一人一人描かれてる証拠かなとも思いました。
初めの頃の萌に対して
環境に恵まれず妬み嫉み嫉妬の卑屈な
サブキャラ極意
あるあるパターンで最後も
あるある性格悪いサブキャラが成敗されて
スッキリかと思いきや
終盤、本当に終盤から人らしく素直な萌の感情の変化が垣間見れました。
主人公史緒の、まさにプライドがあってのこと。世間知らずでも素直な史緒だからこそ
嫉妬されたり妬まれたり…
魅力的な史緒。
萌は史緒に出会って素直になれたんだと思います。
素敵なお話でした。一条先生ありがとうございます。