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本を手に入れ心ゆくまで読みたい。それには亡き父の遺産がほしい、そのためには結婚して兄から独立しなければいけない。よし、夫を探しに行くぞ!!
もう、出だしから面白くて結果的には最高の伴侶を手に入れました。
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本を手に入れ心ゆくまで読みたい。それには亡き父の遺産がほしい、そのためには結婚して兄から独立しなければいけない。よし、夫を探しに行くぞ!!
もう、出だしから面白くて結果的には最高の伴侶を手に入れました。
Miss Winthrop’s Elopement という原題と『公爵と内気な乙女』というタイトルが、全く異なるハーレークインあるある。
でも、さちみりほ先生の作品は、いつもイラストが細やかで綺麗で、それでいてユーモアや思いやりに溢れて、心が温かくなります。それに歴史的考察も細やかで、大好きです!
この作品では、女性が参政権や自分の考えを発言する事がなかった時代に、ヒロインは立派です。
そしてそのヒロインの良さを気付いて、ビリヤード場で、他の貴族をやっつけたヒーローもかっこいい!
イギリスに、ラスベガスのような簡単に結婚出来る場所があったのも、驚きでした。
最初の出会いは事故からだったけど、お互いに都合が合い、契約結婚した。
その事故はアダムが思いつめしていたのはビックリでした。
クラリッサなんて面倒な女も登場しましたが、無事に二人の気持ちが通じ、
ハッピーエンドで良かったです。
本を読みたいが為に結婚!は笑えますが昔は女子に本を読ませるのは世界各国共通でNGだったらしいので、主人公の直向きな努力がいい結婚に繋がって、本人は想定外だろうけど良かったと思います
酔っぱらって自暴自棄になっている時の公爵はダメダメだったけど、結婚生活を始めてからの公爵はなかなか紳士で素敵でした。
お金が目的だったため後ろめたさがあるのか遠慮がちで素直に愛情表現ができなかったのがはがゆく思いました。
政治の話ができ、よい演説になるようアドバイスをもらえる女性なんてそうそういなかった時代のお話なので、ヒロインはとても貴重な存在なんだなと思いました。
私も本好きでペネロピみたいな人生がいいなーって思ってます。
知識がある人は知恵や閃きがあるのでピンチもチャンスになって周りも夫も助けられる。
地味でもそんな人生がいいですね。
見た目や、若さばかり注目される当時の結婚相手としての女性への偏見・偏見だけど、ペネロピの知性と教養は、彼女のコンプレックスをカバーし、自身の努力とアイデアで道を切り開いていきます。彼女は彼女の得意分野で見事に周りの期待をいい意味で裏切り、尊敬を勝ち得て彼女自身の幸せを手に入れます。見た目や若さが全てではない!いい伴侶に出会えて彼女はラッキーです。
作者さん買いしました。
題名には内気な乙女とありますが、無謀な乙女ですね。
意地悪な友人の妻を理解している夫に首を傾げてしまいました。
乙女は、内気とはいえ自分の力で困難を乗り越えて行き、周囲を味方にできるので素敵なヒロインです。
作家さん買いですが、主人公のペネロピが主催のパーティーを開くために賢く立ち回る姿が素敵でした。優しい旦那様と少しずつ知性を持って距離を縮めていくところも好きです。
資産家のオタク女子が幸運なことに、貧乏だけど容姿、人間性ともに優れた王子様と結婚。周囲の邪推や嫉妬にも負けず、本当の愛を掴んだ話。
現代でも貴族階級には遊びは得意だけど、経営能力がない人がかなりいる。借財しても面子を保つため無理し、居城を観光施設にして、維持費を捻出していたりする。
オタク女子でも(ある程度の資産と容姿も必要)才能が有れば、シンデレラストーリーが夢でないと思わせてくれるので、明るい気持ちで読んでいられる。