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デキる2人だけれど初々しい
パーフェクトな容姿と仕事ぶりのではあるけれど実は恋愛に関しては上手くいかないという男女のお話です。
恋愛というよりもお互いに素を見せられるようにしようとしているうちに惹かれ合います。
まあそりゃあそうなるようなというベタな展開ともいえますが、なかなか見どころ満載で読んでいてキュンキュンする内容になっていると思います。
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パーフェクトな容姿と仕事ぶりのではあるけれど実は恋愛に関しては上手くいかないという男女のお話です。
恋愛というよりもお互いに素を見せられるようにしようとしているうちに惹かれ合います。
まあそりゃあそうなるようなというベタな展開ともいえますが、なかなか見どころ満載で読んでいてキュンキュンする内容になっていると思います。
傷つくことが怖くて勝ち目のない勝負はしないいつきは、同級生で有名人の日野とふとしたことがきっかけで一緒に勉強するようになりますが、彼への好意を自覚してしまったうえに、「そういうふうには見れない」と友達と話しているのを聞いてしまい、そこから彼を避け疎遠になります。
医学生となったいつきは、なんとそこで日野と再会。
気まずいままではいけないと高校時代のように友達に戻りたいと思ういつきですが・・というようなところまで読んでいます。
いつきちゃんはもちろんのこと、イケメンでモテた経験は多そうな日野くんも恋愛に関しては奥手でピュアなんだろうなという気がします。
2人がどういうふうに心を通わせていくのかを見ていきたいです。
同期の仲のいい男友達に突然1年後に相手がいなければ結婚しようと言われるところからお話が展開していきます。
かつて知らなかったとはいえ、結果的に不倫をしていて傷ついた過去を持つヒロインは、恋愛を避けたいと思う気持ちがあったせいで気づかなかったんだろうけれど、それ以降彼(山崎)のことを少しずつ少しずつ意識していくようになります。
タイトルに強引にとありますが、決して強引ではなく優しくヒロインを見守るように接する彼(イケメンで仕事もできるし性格もよい)がとても素敵です。
こんなふうに愛されるなんて羨ましい限りです。
記憶をなくした詩織の再生のお話ですが、敢えて違う観点での感想です。
詩織を慕い同じ高校を受けて、記憶をなくしてしまった事故のときも一緒だった後輩の開についてです。
事故の前はどちらかというと荒れていた詩織のことを好きだった開としては、記憶をなくして毒気の抜けたような彼女のことをはじめのうちは2号と呼び自分の好きだったのとは違うと距離を置くような態度をとりますが、学校内であらぬ噂をたてられて居場所がなくても卑屈にならず健気に(?)がんばる詩織を支えるような立場に転じていきます。
詩織の気持ちは自分にはないとわかっていても彼女のそばを離れず友人として励まし、応援して支えていく開がいいヤツだなということを宣伝したい(笑)のと何かの形で彼が報われることを願っています。
高校に進学することを敢えて選ばなかった20歳の椿が高校入学からやり直すことから始まっていくお話です。
椿がやや団体行動に対して消極的というか背を向けるようなところはあるけれど、性格は素直でいい子ということもあって、徐々に学校生活にも適応していく中でクラスメートたちが妙な先入観などもたずに接してくれるところや、何よりも恋の相手となるキラの存在がすばらしく、読んでいて楽しい気持ちになります。
きらきらした青春っていいなあと思える作品となっていると思います。
契約社員として美容の会社で働く琴莉は、上司からカリスマメイクアップアーティストである隼人の事務能力の無さから彼の事務処理担当につけられます。
琴莉が彼に全く興味をもっていないことも担当につけられた理由のようですが、隼人も自分に媚びない琴莉のことを気に入ります。(少なくとも最初は仕事相手として)
ただ、琴莉には過去の恋愛のトラウマがあるようで(自分が読んだところまででは明かされていません)、すんなりと恋愛関係にいく感じではないので、今後の展開を見守っていきたいと思います。
資産家の箱入り娘として育った珠子は祖父に厳しく育てられたけれど、天真爛漫な女の子です。自分がいずれ婿をとり家を継ぐということはわかっているものの、一度は家を出て東京で暮らしてみたいと思っています。
そんな中、珠子の祖父に事業支援のお願いにきていた家の息子である敬之と婚約するなら(いずれ婿に入ってもらう)という条件で東京の大学に進学、敬之と同居というちょっと無茶苦茶な条件で東京に行けることになります。
ただし、紀之と珠子は条件をあくまで飲んだふりのつもりで生活を始めます。
天真爛漫だけれど芯が強くしっかりしたところのある球子と、しっかりしているけれど飄々としたところもある紀之が大学生活の中で周囲の友人たち(いい人が多い)と様々な経験をしながら本当に惹かれ合っていくところも読みごたえがあります。
タイトル通りの女の人のお話です。
満員電車の中でカップに入ったコーヒーを飲んでいてこぼれて他人のスーツを汚したのに、悪いのはパーソナルスペース(公共の場でパーソナルって!!)に入ってきたからだとか、挙句の果てに急ブレーキかけた運転士が悪いとか、とんでもないにも程があるようなレベルで自分は悪くないと言い張ります。
実際にこんなのが自分の周りにいたらたまりませんが、お話として読む分には清々しいまでの他責女で腹立たしいところから一周まわって笑えます。
砂時計は芦原先生を初めて知った作品でした。
もう何年も前にテレビドラマ化されたときに毎回楽しみに視聴していました。そこから単行本を購入しました。
単行本は実家においてあるので、今回改めてこちらのサイトで読んでいます。
ドラマ化をきっかけに作品を知るということもあるので、今問題となっているドラマ化がすべてダメだとは言えないとは思います。
ただ、それはドラマが原作者の意向に沿ったものであること、たとえ変わる部分があったとしてもそれは原作者の合意があって成り立つ話でないといけないと考えます。
私は報道されていることしかわかりませんが、芦原先生のお気持ちを考えると言葉になりません。
先生のお心が今は安らかであることを願います。
出会いがしらのような感じで結婚というワードが出てくる2人でどうなることかと思い読み始めましたが、2人それぞれの現在に至るまでの経緯や家族との繋がりなどが少しずつ深く丁寧に描かれていたところがとてもよかったです。それに、作中のパンがどれもおいしそうで、そういったことも含めてきちんと描かれている作品だと思いました。
そんなすてきな作品なのに、もう芦原先生の新たな作品を読むことができないなんて言葉では言い表せないくらい残念で悔しいです。
ただただ先生のご冥福をお祈りいたします。
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