5.0
目の付け所がすばらしいと思いました。
今まで何かしらのRPGゲームをやったことがある人ならたぶん分かるであろう「主人公が旅立つ最初の村」!
なるほど だから「すだち」。
だから「サイショ村」。
分かりやすいネーミングでいい。
ゲームとかだと最初はたいてい装備・アイテム・モンスターも弱いしお金もそんなになくて、チュートリアル的な感じでまず学習していく!みたいに始まる。
でもいざゲームが終わって、
振り返るとき…
旅の道中での出来事・ラストの方がどうしても印象強くなっちゃったりする。
薄情にも最初の村に関しては、記憶がぼやけて地味で見落としがちになってる自分がいる。
あえてそこをピックアップするなんて、なんだか意気に感じてしまった。
しかも話のテンポがいい。
絵も上手くて面白い!
評価が高いわけだ…。納得です!
「その発想…いったいどこから?」という予想外な展開が多いのも読んでて楽しかった。
ありがち・定番・お決まりの設定・先入観を
キャラ自身が覆していってる。
魔王も勇者もムラビトもみんな生身の感情があって動いてる感じで、キャラに愛着がわきました。
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