5.0
不器用だけど、誠実で真っ直ぐ。
『えにし』って現実社会でも有って。ストーリーがとても良く、つい男泣きしてしまいました。
雪人の爺さんが一番ブレない軸になってるんですね。
冒頭にもある、命を頂かなくては生きられない人間。コレが後半で響きました。
僕の生きて来た今までも...多くの命を頂いて来た結果。人間の命に支えられてるって(泣
爺さんの孫である事で、幼少期から爺さんを尊敬して身体能力を磨いた雪人。
その爺さんの事を径を極めんとする京大卒業生が慕って訪ねて来る。その京大卒業生の友人が雪人の運命を見守る。
見守りながらも羨望の対象であった。『家族とは・子供とは』と言う命題に向かう余りに衝突しあって傷つけてしまう。
ひとりヒトリが苦悩しつつも、目指すのは底ぶかい愛情に包まれたい事。
子を持つ幸せとは、人生の意味とは、心を寄せるとは何かって。
娑婆は面倒だけれど、良いヤツがいっぱい居るかも知れませんね。
誠実に生きてみようって思えました。
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