5.0
単なる悪女物ではない
現世で病弱な義妹(恵)のために生きないと自分に価値がないと感じていた女の子が義妹が病死した後に投身自殺をし悪女(セリーナ)に転生するのですが、その悪女こそが本当の自分だと生と死の狭間の様な空間で死んだ恵ちゃんに教えてもらいます。
セリーナが本当の自分の人生だと気づくまでには時間がかかります。セリーナになってからも生きることに投げやりで死ぬ事しか考えられない主人公で、再度自殺を図ります。
恵や公爵家の両親、兄(アーロン)、エイデン、ルーカス、イアン神官など多くの人に無条件で愛されていると気付いた時の主人公の号泣シーンは感動します。
「生きる意味って何だろう」と思う事は全ての人にあると思います。共感する部分が多いと思います。
オススメです。
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