5.0
温かい気持ちになれます!
本当の自分を出さないで平穏を守るバンビと、周りにどう思われようが自分の大切なものを守るテツ…この2人の関わりや出来事、それに伴う気持ちの変化が丁寧に描かれていて自然に感情移入してしまいます。テツの方が気持ちに素直かと思いきや実は変化を拒み、居なくなった大切な人に自分を縛り付けていて、テツがやっと変化を受け入れバンビに好きと言えた時本当に良かったと思いました。「あいつと出会う前の自分がどんなんやったか思い出せん」っていうセリフがとても印象的でした。何度も読み返したくなる心温まる作品です。
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