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二人の切ない片思い
政略結婚した二人が切ない。二人ともお互いを思い合っているのに伝えることができない。
特にヒロインは実の両親に大切にされた経験がなさ過ぎて、自信が持てない。ひどい親なのに
思いやりがある女性になれて良かった。しかし優しいからこそ、切ない。
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政略結婚した二人が切ない。二人ともお互いを思い合っているのに伝えることができない。
特にヒロインは実の両親に大切にされた経験がなさ過ぎて、自信が持てない。ひどい親なのに
思いやりがある女性になれて良かった。しかし優しいからこそ、切ない。
そば仕えの女官が自分を殺そうとした!その女官を普通のメンタルで庇えるだろうか?
庇うだけでなく、黒幕を明らかにして、その女官がなぜ、命を奪おうとしたかを知ろうとする・・・・・・
見た目は華奢な主人公のメンタル、ただの鋼ではございませんよ。
「加護縫い」って、この作者さんの想像の世界にだけ存在する創作物のようです。
連想されるものとして、和服の世界には「背守り」というものがあります。子どもの健やかな成長を願って母親などが着物の背中に飾り縫いをするものです。また、アイヌの方々が衣服に施すアイヌ刺繡にも特別な祈りが込められていると聞きます。他には、第二次世界大戦の頃、日本の女性たちが兵隊さんに送った「千人針」にも「ご無事で」という思いが込められていたでしょう。
そうしたものの延長に作者さんが「加護縫い」を考え出したのかもしれませんが、精霊さんたちと協力して作っていくイメージがまた美しい。穏やかな気持ちに満たされます。
人をこんなにも幸せにするお仕事、素晴らしい。
針子の乙女も。作者さんも。
理不尽な理由で解雇され、行き場を無くした主人公がだどり着いた町で紹介されたのは、
魔法使いの先生の家の家政婦の仕事。
気難しそうな雇い主が出した勤務条件は、余計なことをしないこと。
これ、意外と難しい。なぜなら、どこまでが必要なことで、どこから余計なことなのか、
説明してもらえないから。
魔法使いの先生は、研究室にほとんどこもっているし、
主人公は真面目に「余計なこと」は避けて、質問もほとんどしないから、
二人の間で交わされる会話は、少ない少ない・・・・・・。芸術的に少ない。
(そのせいか、この二人がどうなるか、先が気になって課金してしまう。)
実家にも気軽に頼れないワケあり主人公が
先生の家を居心地良く感じていることだし、
是非とも「永年雇用」で幸せになってもらいたい。
元雇い主が不気味な執着をしてくるけど、負けないで、がんばろう!
主人公は、健気で明るくホントにいい子。お母さんが亡くなって、父と二人で暮らしていたけど、
父の作った借金のために住む家も無くなり父とも離れ離れに。
今まで、様々な貧乏設定で主人公が物語をスタートさせてきましたが、
マイナス600万円からのスタートは、なかなかにすごい。
ダメおやじ」が作ったこの借金、亡くなったお母さんの闘病のために作ったものなのかな?
それにしても、どこから借りたの?高校生の娘にまで背負わせるの?
自分の身近でこんなことが起こったら、すぐにこの子を地域包括支援センターに連れていく!!
主人公が気の毒過ぎる。
作品の中では、ダメおやじのおかげ(?)で「先生」と出会えたけど・・・。
現実社会では、こんなにいい人に出会えるとは限らないから、もっと周りの大人がしっかりしないとね。
実写版の映画も観ましたが、内容が分かっていても大丈夫。
コミックスも十二分に楽しめる。
超絶テンポの会話もじっくり読めるし、味わえるから。
絵も可愛いいし、良い。
主人公は、隠れ腐女子で、必死でオタクを隠そうとしていますが、
そんな思いにさせた責任者、出てこい!と言いたい。
前の彼氏にオタクだとばれて、振られたとのことですが、
違うと思う。
たとえば、仕事のスキルが彼氏よりも高くて、彼氏がヒガンダとかではないだろうか?
とにかく、オタク文化の素晴らしさを今後、どっぷり味わえると思うとワクワクします。
主人公の女性が嫌い、という意見が目立ちますが、
こういう和を大切にする人々、日本の職場には多いのでは??
たとえば、着任してすぐに新着者が何か意見を言うと、それがごく当たり前のことあっても
会議の後で、先輩の誰かが、
「郷に入っては郷に従え」とうことわざを教えに来てくれたりするよ。
(私も実際に言われた。それが、結構、若い先輩でビックリ!)
それに対して、芹沢くんみたいにスカッと言い返せる日本人、そんなにいないのでは??
例の中古車販売会社〇ックモーターさんに就職した人たちも
入社したばかりの頃はイロイロと疑問に感じても
「郷に入っては郷に従え」とか、
「前任者がやっていたから」で
感覚がおかしくなっていったと思う。
この作品は、今の日本に絶対的に必要な漫画です。
作家さんありがとう。
着いて行きます!
「先輩~。たとえ前任者がやっていたとしても、コンプライアンス違反は違反ですよ~。」
って、あっさり言うぞ~。明日?
主人公は、苦労人の大人な女性。
でも、恋をすると悩みもするし、子供っぽいことも考える。
切ないけど、いいな。幸せになって・・・と思っています。
推しは?と聞かれれば「もちろん黒澤さんです。」一重まぶたの目で部下をサッと見る視線とか・・・たまりません。
私も自販機で押し間違いをしたいくらいです。
しかし、今回は、黒澤さんの素晴らしさを引き出したウロウロ次長について、言わせてください。
いるよ~こういう人!リアルな描写が物凄い!ザ昭和の上司!悲哀すら感じる。
ウロウロ次長は、エレベーターに乗り合わせた部下に「(女なのに)でかいな~」とか言ってたけど、それがどんなに相手を傷つけるか分からない。(自分が見下ろされるのが嫌だというコンプレックスにも気づかない)ついでに、ピンヒールで大学に行く娘のことをエレベーターのボタンに向かってこぼしたりして・・・。
作家さん、本当に人間観察好きななんですね。て言うか、人間が好きなのかも。
こういう視線で周りの人を見ることのできる、そういう人になりたいものです。
(もちろん、こういう作家さんだから、黒澤さんのナイスな発言が生まれるわけですね。部下をこんなに爽やかに庇うことができる中間管理職、なかなかいないよ。)今後も作品、楽しみにしてます。
手編みレース、手彫り蠟燭、こんな具体的に民の力を高めるエピソードが出てくる作品はめったにないと思う。
コミュ障なヒロインの苦労が報われることを祈りつつ、少しずつ読んでます。
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