4.0
当時の日本のリアルを描いてくれている
ファンタジーでよくある、「寒村の住人ですら身綺麗にしている」ということがなく、思わずゾッとしちゃうくらいボロボロの人々を描いていたりします。もちろん、興味深くて美しい日本文化もたくさん。主人公のイザベラにすごく共感できます。現代社会を生きる私たちもまた、異国人イザベラと共に不思議な国を旅することができる物語です。
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ファンタジーでよくある、「寒村の住人ですら身綺麗にしている」ということがなく、思わずゾッとしちゃうくらいボロボロの人々を描いていたりします。もちろん、興味深くて美しい日本文化もたくさん。主人公のイザベラにすごく共感できます。現代社会を生きる私たちもまた、異国人イザベラと共に不思議な国を旅することができる物語です。
谷川先生の作品に共通することですが、とにかく優しく柔らかい作品。
一話目のヒロインとか、万人に共感できる魅力があるわけでもないと思うんですよね。だけど、この夫婦二人の間で一つの世界が完結しているというか、これが彼らの形なんだなとスタンと納得できるものがあって、優しい絵のタッチと相まって、とても素敵な作品に仕上がっていると思います。
白川さんの強メンタル、自分を前向きにするおまじないの数々。参考にしたいと思うことが多く、読んでて元気になる漫画。
ただ、一番面白いのは一巻で、なんだか段々白川さんの「強さ」が、鼻につくように感じてしまい……彼女を妬む意地悪女子の方に共感できちゃったりします。
こんな感想、白川さんは笑って受け流しちゃうんでしょうけどね。
痛快ホームコメディ! ではあるんだけど、冷静に考えてみるとアーニャが可哀想すぎる。心が読めるという特殊能力ゆえに、周りに痛いほど気を使い捨てられるのを恐れて……
というところに気づいてしまうと胸が痛くて読むのが辛くなるので、素直に物語を楽しむのが正解なんだと思います。
「私の幸せな結婚」に似た展開やシチュエーションですが、個人的にはこちらの作品の方が好みです。婚約者と決めるのに展開が早い感じはしますが、好きになった理由もはっきりしていますし、「お前が相応しくなれば良い」とヒロインを励ますところはキュンときました。続きが楽しみです。
「かろり」って可愛い名前だけどやっぱり……カロリーのことですよね。そう考えると、主人公の外見も相まって、私だったら気軽に呼べない名前かなぁ。彼女にとっては、自虐だけじゃない愛着の芽生えた名前なんだろうけど。
でも、女性同士であけすけにおっぱいの話をするシーンは好き。
不機嫌顔の女流作家の語るお話、一見とっつきにくそうですが、ところどころに挟まれるコミカルなシーンがたまらなく面白い。段々、エルシィの顔もキュートに見えてきます。
物語もいよいよ佳境、ラストがどうなるのか楽しみです。
表紙を見てお分かりでしょうが、とにかく爽やか! こんな学生時代を送りたいなぁと、読んだ当時とても羨ましかったです。
ヒロインは平凡なんだけど、明るくて諦めなくて、好きな人をずっと見つめる一途さがあって。とても魅力的です。
年の差婚が好物なので読んでみましたが、思った以上にいい! 一見強面の彼の優しさ、一途で一生懸命なヒロインの可愛らしさに、続きがとても気になります。
穏やかなヒロインの自宅の使用人関係も素敵です。
「百合と芍薬」が特に好きです。大好きな人の幸せを願って、自分の言いたいことは巧妙に隠したあのスピーチ。気持ちを知っているのは好きな人の夫だけ、というシチュエーションもまた切ない。切なさは谷川先生の真骨頂だと思います。
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