tostoneさんの投稿一覧

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1. 

   首狩り帝の後宮

   5.0

   2015/06/05 3:36

   どストライクです！

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   ヒロインは美少女設定ではありません。でも、自虐的でも前向き、不器用なのに聡明、そんな設定にはかなり好感が持てました。
   展開としてはザ・王道という感じですが、相手の素性を知らないまま関係が親密になっていくエピソードはどれも素晴らしく、終始ニヤニヤしながら読みふけってしまいました。個人的には、なにも知らないまま迎える皇帝との初夜のエピソードが最高だと思います！思わず声を出して笑ってしまいました。
   それと、中華ファンタジーという事で、世界観はガッツリ作り込んであります。その世界観の中で謎解きも行われますので、よくよく理解していないと終盤の展開についていけません。
   １度読んだだけでは分からない部分もあるかと思いますが、その分読み返す度に理解が進み、何度でも楽しめるお得なストーリーになっていると思います。
   皇帝の歯の浮くような台詞の数々(本人は至って真面目)と心に抱える闇、いざというときの格好良さに加えてヒロインにベタ惚れするという美的感覚のズレ(笑)全てが私にはストライクでした！

   • 11
2. 

   織姫と地獄の帝王

   4.0

   2015/11/24 3:25

   異文化の壁を愛で乗り越えるお話でした

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   萌えたところ
   ・自分の容姿に自信がなく恋愛経験も皆無のヒロインが、結婚から始まる二人のあれこれに終始ツンデレ且つ知ったかぶりな対応をしては自己嫌悪する
   ・お相手はヒロインにベタ惚れしてるのに、地獄育ちで価値観がぶっ飛んでいるせいでやる事なす事評価されない。
   (ていうか評価できない。あんな愛情表現を最終的には好意的に受け止めたヒロインの器の広さはすごい)
   
   笑ったところ
   ・喋る抱き枕
   ・地獄の日常生活
   ・新婚初夜
   ・床を埋め尽くす目玉(グロくはありません！)
   
   ツンデレ姫とセンスぶっ飛び君の組み合わせなので基本ずっとすれ違ってますが、最初からお互いに好意を抱きつつの事ですので終始穏やかな気持ちで読むことができました。
   試練的要素やお邪魔虫の介入がないので、二人の関係が深まる過程、独特の世界観(なにせ舞台は地獄)に基づく異文化交流的なエピソードの数々を楽しめる方にはオススメのお話になっています。
   最後には普通に甘々なシーンが見れたような、その頃には既にこちらの価値観がおかしくなっていてあれを甘々だと感じるようになってしまっていたのか…もう私には分かりませんでした(笑)
   
   挿絵のヒロインは可愛いのに、お話の内容ほどお相手がイケメンじゃなかったので星－1にしています。

   • 4
3. 

   流血王の初恋

   5.0

   2015/11/30 19:57

   癒しの一品です

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   超絶スペックなのに口下手な王様はヒロインにベタ惚れで終始甘々です(*´ω｀*)
   ちょっとすれ違いもありますがハッピーエンド前提の王道展開なので、最初から最後まで安心して二人のイチャイチャを楽しめる作品になってます。
   それでも、いつも前向きなヒロインが裏で抱えていた脆さとか、恋を知って嫉妬や不安に戸惑う様子が丁寧に描かれていて、大丈夫だと分かっていても途中ちょっとウルっとしちゃいました。
   作者の方も言われていますが、日常生活に疲れてちょっと癒されたい時なんかに読むのにうってつけなお話です。

   • 2
4. 

   反逆の花嫁

   5.0

   2016/03/20 22:54

   文句なしおすすめです！

   ヒロインの口調がおばあちゃんみたいで最初ちょっとビックリしました。男性の発言かと思ったらヒロインの発言で、思わず何度か読み直してしまいました(笑)
   (無料試し読みで確認できますので、気になる方は取り敢えず読んでみてください)
   二十歳前とはとても思えない口調になかなか馴染めない方もおられるかもしれませんが、そんな時はちょっと低めのハスキーボイスで脳内再生してみる事をおすすめします♪
   ヒロインの人物像は、自他共に認める「腹黒」という描写が何度も出てきましたが、個人的にはそうは思いませんでした。
   見た目は可愛いお姫様でも、夢だけを見て楽天的に生きてはいけない環境の中、それでも自分の人生を悲観する事なく、若いながらも一生懸命考えて少しでも自分にとって有利な状況を目指す姿は、「見た目を裏切る腹黒さ」というよりは普通にひたむきに生きている等身大の女性だという風に感じました。
   実はお相手も同じような人物設定になっていますので、ラブラブあまあまでときめきを感じるような場面は全くと言っていいほどありません。でも、ほのぼの系の王道ハッピーエンドはお腹一杯です、なんて時に読むにはまさにうってつけだと思いますし、ご都合設定があまりお好きでない方を十分満足させる世界観が丁寧に描かれています。
   また、この作者さんは同じ世界観で別のシリーズ(なんと10巻越えの長編で完結済み)を書かれています。そちらのシリーズに手を出す前の試し読みとして、１巻完結のこちらの作品を捉えてみるのも一興かと思われます。
   各キャラクターが個性的に、皆それぞれの場所で必死に生きて、そして無情にも勝者と敗者が存在する世界は読後に独特の余韻すら感じさせます。長々と書きましたが、文句なし星５つのおすすめ作品です！

   • 1
5. 

   巫女姫様と千年の恋

   4.0

   2015/09/20 1:23

   劇的ビフォーアフター

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   ヒロインはかなりの天然ちゃんです。天然ヒロイン好きには堪らない展開が前半ずっと続きます。
   そんな天然っぷりが相手の反感を買い、ひたすら冷遇される前半から一転、結構些細なエピソードをきっかけに突然ラブラブの相思相愛モードが始まります。
   個人的には、それまでの暴言吐きまくりからの豹変にちょっとあっけなさを感じてしまいました。
   あんなに冷たく当たり続けてたんだからもう少しジワジワ新密度が上がっても良かったんじゃないかなぁ、と。
   
   それから、ヒロインに冷たい態度を取っていた原因とも言えるべき問題は解決しないまま終わります。これもちょっと意外でした。
   
   舞台設定は相変わらずがっつり中華ファンタジーです。コレ系好きにはたまりません！

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