5.0
不朽の名作!よっ!翠ちゃん!
作品との出会いは小学生でした。
翠ちゃんが可愛くて、前髪を初めて伸ばしたきっかけの漫画です!
久しぶりにめちゃコミックさんで読み返させてもらって、これだけ時代が変わっても、胸熱になるものなんだなぁと改めて矢沢あいさんのすごさを実感します。
最初は晃のことを「気になるアイツ」と時代な感じで心で呼んでいる翠ちゃんですが、どんどん絵も洗練されて、服装とかもオシャレになっていくのも楽しめるポイントです。
なにより、携帯電話、スマホが無い時代。
今の子が読むと衝撃なのではないでしょうか。
ひたすら晃のことを待つ翠。
翠のことを黙って待つ晃。公衆電話。家にかけて親が出るシーン。懐かしいです。
今だったらGPS機能もLINEも駆使できるけど、不便が故の賛美というか。一途で尊い時代です。
だけど、古さを感じさせないのは、やっぱり人を好きになって人間関係を築くってところは時代うんぬんじゃないんですよね。
たくさんの友だちが出てきますが、晃と翠ばっかりじゃなく、どのキャラクターもスピンオフできるくらいの設定がなされているのでそれも楽しいです。
あげたらキリがないですが、全人類に読んでほしい。教科書の例文とかでもいいから、取り上げてもらってこの天ないの世界を知ってほしいです。
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