5.0
しっかりした家政婦の娘さん。
漫画化が上手で安心して読める作家さん。家政婦の娘であって家政婦ではなかった。ヒロインの言動はそれなりに現代的で、お金持ちの坊ちゃんのやや男尊女卑的な態度も薄めなので読みやすい。ちゃんと最後は王道ハッピーエンド。意外と家政婦の娘だからといって姑や家族に意地悪されることもなく、元カノもあっさりしていて少し物足りなさはあるけど、私は好き。
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漫画化が上手で安心して読める作家さん。家政婦の娘であって家政婦ではなかった。ヒロインの言動はそれなりに現代的で、お金持ちの坊ちゃんのやや男尊女卑的な態度も薄めなので読みやすい。ちゃんと最後は王道ハッピーエンド。意外と家政婦の娘だからといって姑や家族に意地悪されることもなく、元カノもあっさりしていて少し物足りなさはあるけど、私は好き。
5年に一回くらいは必ず読み返している大好きな作品。麻子の成長によって母への見方や松苗先生の見方が変わっていく様など麻子の未熟さの成長はわかりやすいんだけど、季晋ちゃんも大概幼さもあって、ああこれ少女漫画だもんなと思い返す。それにしても親友の死によって離婚までしちゃう(描かれてないのだが、多分それだけでないにせよ)お母さん…、激情派だなあ。お父さんが情けなかったのか、すれ違いがあったんだと思いたい。そこだけは麻子が不憫だよ(苦笑) のだめが好きな人なら、きっと好きになれる作品だと思います。
コミカルなキャラクターの割に、ストーリー描写がリアルでシリアスです。虫の世界での日常とは言え戦争の如くの争いで仲間が犠牲になり、主人公が強くなっていく王道まんが。色んな虫がキャラクターになりますが、一番の敵であるスズメバチだけが一切喋らないリアルな虫として描かれているのが新しく、カッコいいです。
友情も愛情もサスペンスもドラマも、良い配分でさくさく読める。楽しく、読後感もよい。banana fish好きな人は好きだと思う。女性のキャラクター描写が丁寧だとか、過剰なアクションが無く、物語に入り込める作風が好きです。
最後は幸せになるのもわかっているし、すごいドラマチックな展開になるわけではないですが、10話あるぶん、きちんと恋愛の起承転結のエピソードが盛り込まれていて満足度高いです。原作は読んでいませんが、多分この漫画家さんのエピソード編集とアレンジがうまいんだと思います。いつも思うので。シングルマザーにしては子供がわりと大きいんですが、だからこそ、最後にいいところをもっていってます笑
ヒーローの娘、マライアの活躍ぶりが愛らしいラブストーリー。6ヶ月の妊婦って設定がすごいですけど、ショートストーリーのわりにきちんとツボを押さえているので、多少駆け足でも良いお話だなと思います。後半の方も、ショートだけど結構切なくって良いお話だと思う。後半は恋愛軸というより人生ドラマって感じです。
そんな終わり方⁉︎と思いますが、あんな最低なヒーローを許すのは確かに…という意味で、納得のストーリーかと。手酷い恋のトラウマに捉えられたすごくピュアなラブストーリー。ちょっとあり得ないくらい恋愛感が乙女でドラマチックですが笑、ま、ハーレクインだから。原作では、なかったシーンやセリフ変更があるのですが、その再編が秀逸。ある意味、原作で納得いかなかったところをきちんと描写してくれています。
さちみりほさんのヒロインは、ストーリーの演出と、コメディ要素があるからか、シリアスで繊細な絵なのに可愛らしくて、嫌味にならなくて、健気で強い。まさにその良さが醍醐味のストーリーです。恋愛に終始せす、領主(の妻)としての成長が描かれているのって珍しいような。
絵の好き嫌いはあるのかもしれませんが、落ち着いた印象の絵だからこそヒロイン達の葛藤が印象的に感じる。子供たちも可愛い。記憶喪失のまま愛が生まれていくストーリーは、子供達とラウル両方あるからこそ良いお話なんだと思う。
問題のあるシーンがあって、一番好き。ダニカに役立たず扱いされたあとのバスルームでのシーンは衝撃的すぎる。クロノスとの取引など、なかなかダニカは強い。ただ、伏線バンバンだし、シリーズから続くエピソードや、原作にしか出てこないネタも伏線に含まれるのでよくわからないな、と思ったら小説も一緒に読んでほしい。
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