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5.0
「Honey Bitter」のスピンオフでありながら、「こどものおもちゃ」の後日譚でもあるストーリー。
紗南ちゃんと羽山が結婚して、いろんな困難も乗り越えながら幸せになる姿を見られて、良かったです。
また、「Honey Bitter」も本編はなかなかにヘビーですが、珠里が紗南との出会いによって自分の生い立ちも少し前向きに捉えられるようになっていて、どちらのファンにも楽しめる作りだと思いました。
「Misty Blue」は直澄くんがストーリーのメインですが、彼もまたいろんなことを一人で乗り越えて、大切な人に出会えたんだなぁと感動。
読後はもっとこどちゃのスピンオフが読みたくなってしまいました。
剛くんと亜矢ちゃんは変わらず仲良さそうですが、玲くんが麻子さんとどうなのか、風花ちゃんに素敵なお相手は見つかったのかなんかも気になります。
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1.0
無料分の第3話まで(5話分)のみ読みました。
第1話からツッコミの嵐です。
いやいやいや、『王様に捧ぐ薬指』と全く同じですよね……？
前作は夫側が大金持ちで今作は妻側が大金持ち、前作は双方アラサーで今作は妻側のみ18歳……くらいしか違いを見つけられません。
主人公2人のキャラ的な部分もそっくり(ただ前作ヒロインはアラサー設定の割に精神年齢が低すぎたので今作くらいの年齢設定でちょうど良い気がする)、ヒーローがヒロインを呼ぶ二人称が「あんた」なのも同じ(個人的に女性を「あんた」と呼ぶ男性がとてもイヤなのでハッキリ覚えてた)、周囲にイチャイチャしているように見せかけながらこっそり罵倒し合っているのも同じ。
ちょっと調べたら、『王様に〜』の完結後2年ほどで今作の連載が始まっているようですね。
たった2年で同じような設定とキャラクターを使い回すのは、あまりにちょっと……どうなんでしょうか。
せめて『王様に〜』のドラマ化が決まったあとに二匹めの泥鰌を狙ったとかなら、読む読まないは置いておいて、まだ理解できなくもありませんが。
加えて、絵の乱れが何か凄いです。
全体的にタッチが粗く、顔がのっぺりして目に光がないので、ヒロインは全く美人に見えません。
引きの絵でも、異常なまでのなで肩で頭身バランスも悪い。
『王様に〜』の頃の絵なら、設定に文句言いつつも読めたかもしれませんが、この絵でこの内容では読むのがキツいですね。
設定の甘さについてはもうツッコミません。
ただ、「帝国」だの「お姫様」だの言ってることから、勝手に大正時代〜戦前の頃の話なのかと解釈していたら「日本国憲法」って台詞が出てきて、今時どこのド田舎の片隅の集落でもそんな権力持った家ないわと冷ややかな笑いが出たのは確かです。
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4.0
9話の『シンガポール・スリング』まで読みました。
1話完結の連作オムニバス形式。
正直、こちらの作者さんは何かにつけてすぐに性と色恋沙汰を絡めてくる方という偏見がありましたが、こちらは読みやすく、とても面白かったです！
私はおそらく作者さんの女性が恋に狂ってヒステリックになったり、男性が性欲全開にして寝ることしか頭にないような描き方をされてたりする要素が苦手で、この作品は短編なのでその要素が薄いことが功を奏したのかなと感じました。
個人的にはこの先も、バーテンダーの更は謎に包まれた浮世離れした存在であってほしいです。
もし更の元彼とか出てきたら萎える……。
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3.0
「吉祥寺だけが住みたい街ですか？」が好きで、90話まで無料で読めたため読みました。
これだけは先に言いたいですが、ストーリーの流れで重要な話がことごとく配信されていないため（なぜなのでしょう……）、数話読んで好きだと思った方は単行本などで購入した方がいいと思います。
さまざまな立場や家庭環境のアラサー女性の悩みはどれも共感できるし、多岐のジャンルにわたる朝ごはんは全部が美味しそう。
ちょっとお皿に残ってるところを汚いと書いておられる方もいらっしゃいますが、私はむしろそれがリアルな食後っぽいなとも思いました。
ただ……主人公の麻里子をとにかく好きになれない。
のりちゃん・栞・リサは何でこんな子と学生からアラサーになっても友達やってあげてるんだろう？と思わずにいられないほど、仕事もプライベートも中途半端だし、恋愛でも拗らせまくっていて痛々しい。
せっかく海外旅行に行ってもスッピンだし、仲良しの3人が慰めのために連れて行ってあげた旅行先では酔っ払って暴言吐いたりそのまま寝たりするし、30過ぎてあまりにもみっともないです。
麻里子ひとりによって、続きを読むか読まないか悩むほど。
彼女を好きになれるか、または彼女に耐えられるかが、完結まで読み進められるかの岐路になると思います。
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