5.0
面白いテーマ
男子バレエはなかなか見たことないテーマで、思春期の自意識や世間が言う「男らしさ」を考える主人公の揺らぐ気持ちも、すごく読んでいて自分のことのように感じられました。
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レビュアーランキング 70395位 ?
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男子バレエはなかなか見たことないテーマで、思春期の自意識や世間が言う「男らしさ」を考える主人公の揺らぐ気持ちも、すごく読んでいて自分のことのように感じられました。
pixivで読んで、続きが気になって読まさせてもらいました。サイコパス主人公×ピュア展開かと思ったら、そうでもないような、、、でも、やっぱりそうなのか、、、ぐるぐるしながら読み進めていましたが、ちゃんと完結されたみたいで良かったですし、終わり方も素敵でした。ありがとうございました。
晴れた真昼間、隅田川の近くで一見モブだと思ってた普通の高校生が通りすがり、拗らせた自意識とぶつけようのない愛で脇腹ぶっ刺してきた、、、え、何これ、、、みたいな漫画でした。タイトルも最高で、大好きです。読了後、最果タヒさんとまほぴさんを脳裏に思い出します。
鬱漫画と聞いてやってきましたが、、、これは、、、読み終わったあと「ナツ、、、」としか言えないですね。阿部さんの漫画は最後まで全てを見せない、分かりやすく謎解きしてくれる生優しい作品ではないので、結局最後のところまでナツの自閉的で独りよがりな思い込みが間違っているのか、旭たちがナツをどう思っているかはわかりませんので、それがいい意味でリアルでしんどかったです。でも、人間やっぱり自分の思う相手しか見えてこないし、ちーちゃんは足りないかもしれないけど、いつも幸せそうで、それが羨ましくなるような妬ましくなるような、なんだか寂しい終わりでした。さすがでした。
他の方のレビューにもありましたが、読み終えたあとに読み手が何を思えばいいのかわからない、という感じで物語が進んでいくなあと思いました。かと言って、つまらないわけではなく、一つ一つの話にはらはらさせられる、というか、よくあるスリルとかホラーのハラハラではなく、こちらがじーっと物陰から登場人物を覗き見ているにも関わらず、誰にも何もできないような孤独感とスピーディーで潔いキャラクターたちの行動力の清涼感の間で、読み手が浮遊していることへの気まずさみたいなものがずっとありました。でも、それもすごくいい刺激になっていて、読むたびに心に何か引っかかるというか、登場人物のモノローグがあまりなく、一方的に心理描写がなされていることもおおいので、読んだ後に面食らうと言いますか、不思議な話だなあと思わされます。
読み進めるうちに「じゃあ、フォスは一体どうすればいい/よかったの?」と普段から自問してしまうような、読んでて文字通り体がバラバラに割れてしまうような喪失感を強く感じる展開続きでした。アニメと並行して見ることで登場人物の区別がつくようになったので、絵は多少難しい綺麗な絵なのかなと思いましたが、逆にそれも作品の難解さと繊細な宝石表現しているみたいでいいですね。続きが気になります。
まだ完結していない作品なのでなんとも言えませんが、登場人物たちが互いに互いどう受け入れていくのか理解し合うまでに時間と労力が莫大にかかるだろうなあという、読んでていい意味で気分が重くなるような作品だと思います。でも、そこが逆にリアルで、一筋縄ではいかない面白さと後戻りできない家族の怖さなのかなと考えさせられました。
数年前のドラマでこの作品を知りましたが、漫画は漫画で一話ずつ楽しませてもらいました。
男のためのオシャレか、自分磨きのためのオシャレか、私自身も考えさせられる話でしたが、たかが見た目、たかがファッションじゃない女の自分を問い続ける主人公たちの生き方が美しいと思いました。
ヒルを読んで今井さんを知りましたが、こういう1話区切りの話にもリズムがあって、スルスル読めちゃいます。一言で相手をぶった斬るクロエがカッコいい!
今の10代、20代は親や祖父母世代に比べて、小中学生時代に拳を使った喧嘩をしていない人が多い。もちろん暴力やいじめはいけないことだけれど、流儀を通した拳同士のぶつけ合いによって彼らはお互いを知り、自分を知ることができていて、そこには特殊な一つのコミュニケーションが生まれている。そこには現実離れした喧嘩の強さやタイムリープものという設定を超えて、痛みを伴って、まさに拳でしか分かり合えない友情の熱とリアリティが生まれているからこそ、読者は引き込まれるのだと思うし、まともに喧嘩をしたことがない私は彼らの真っ直ぐな拳のやりとりによる友情に妙な憧れというか、かっこよさを感じる。
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