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グレーゾーンというよりは、生活での支障具合から確実に黒…と言うご指摘は御尤も。ただ、大人の発達障害当事者として、自分自身、障害を受け入れて治療や環境改善に至るまでは時間を要したし、効果を実感するまでは更に時間がかかりました(数年単位)。本人や家族達が認めたくない気持ちも分かるので…実際、自分、或いは自分の家族や子供が障害者だったって、そう簡単に受け入れられるもの?だから、この作品の夫やその家族、妻、同僚達それぞれの気持ちや感情は非常にリアルに描かれてると感じました。
医師の『グレーゾーン』という言葉はしばしば使われるものでは。必要なのは診断名ではなく、本人や周りが生きやすい環境を整えることなのだと思います。ただ話数を重ねていくと、積もり積もった鬱憤が噴火する上に、妻の元彼とか変な悪意で混迷の予感…不幸話が好きな訳ではないので、ドロップアウトします。
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