心に沁みる短編集
どの話にも、誰もが思い当たるエッセンスがあり、どこかで心にじんわりと沁み入ってくる短編集でした。絵柄は昭和チックでしたが、むしろこのストーリーにはマッチしていると思います。原作が高田都さんだったので納得です。日常に疲れたときに読み返したくなる作品だと思います。
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どの話にも、誰もが思い当たるエッセンスがあり、どこかで心にじんわりと沁み入ってくる短編集でした。絵柄は昭和チックでしたが、むしろこのストーリーにはマッチしていると思います。原作が高田都さんだったので納得です。日常に疲れたときに読み返したくなる作品だと思います。
人それぞれの人生模様の書き方が本当に上手で、文庫本を読んでいるかのように物語に入っていける作品です。現代では漫画の題材としてなかなか取り上げるのが少なくなったテーマがかかれていて、面白かったです。
晩夏光 2
私の亡き曽祖母、祖母、義父と3人の家族が認知症になりました。症状は三人三様でしたが、曽祖母がこの作品のお母さんのように穏やかな人格を残していました。一番苦労した曽祖母が一番穏やかに呆けていったのはなぜだったんだろう。私もいつかこうなるのなら、この作品のお母さんのようになりたい。
by 温泉河童さん
車窓家族 1
電車の信号待ちのほんのひと時、乗り合わせた乗客の心にほんのりと灯火をともす老夫婦の日常。本人たちは誰かを癒やしているとはつゆ知らず、普段の暮らしを営んでいるだけ。なんとも心が温まるお話でした。
by 温泉河童さん
幸福が遠すぎたら 3
恋愛関係のない純粋な友情で成り立っていた学生時代の友人同士っていいな。
by 温泉河童さん
5.0