5.0
心が温かくなる
人には見えない妖が見える少年、夏目が主人公のお話。
妖が見えることで、他の人からは変な行動や発言をしていると思われ、両親が死んでからは色んなところで煙たがられ親戚を転々としていた。
それが藤原夫妻に引き取られ、妖のニャンコ先生と出会い、その優しさに心が救われ、人間にも妖にも友人ができていく。
妖と人間の抗争というよりは、人間と妖が通じ合えないからこその歯痒さみたいな話が多いような気がします。すっごい嫌な人間も妖もいないように感じます。
なによりも夏目が今まで人間にも妖にも虐げらたり、嫌な思いをしたことが多いはずなのに、どちらにも優しくて、どちらも助けたい大切な存在として一生懸命に接していく姿に心を打たれるし、読んでいて心が温かくなります。
夏目がよく柄物のシャツを着ているのが好きです。あとはアニメ版の声も最高ですね。
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