4.0
ちょっと、不気味
人魚姫のせつない物語のはずですが、ちょっと不気味で怖いです。怖いもの見たさで読みたくなっちゃう感じです。たまには、良いですよね。
by
匿名希望
- 0
人魚姫のせつない物語のはずですが、ちょっと不気味で怖いです。怖いもの見たさで読みたくなっちゃう感じです。たまには、良いですよね。
泡となり消えてしまった人魚姫の物語から
約200年後の世界と人間界のお話です
絵本の人魚姫は伝説(?)として語られていて本編の冒頭で少し絡んではいますが
それだけです。
『泡』となって消える…と言うのは
ほぼ不老長寿の人魚世界から見て、人間は
短命だ。その短い命の中で傲慢になったり
欲にまみれたりする愚かで哀れな生き物。
まるで『泡のような人生を送る』と言う意味で使われています。
主人公は、それでも自分を助けてくれた王子の弟と生きたいと願い『泡』を選びます。
彼女も人間となった以上、
いずれは『泡のような人生』を送る事となるでしょう。
人魚の世界(母親)からは、それでも後悔がないように自分が決めた道を生きなさい。と告げられて終わりです。
主人公ちゃんは、絵本の人魚姫とは違い
儚げな所は一切ありません。
かと言って、腹が黒く誰かを蹴落とす事もしません。
1つ1つの行動がどこか可愛い女の子ですが
母親の予知通り いつかは、変わってしまうのかな…と勝手に想像してしまいました。