3.0
自らも超優良物件と自負する美しき伯爵令嬢レネット
女王陛下の晩婚(と言っても20歳‼︎)で、なんとか首の皮一枚繋がった本来の結婚適齢期17歳の乙女…なのに、お見合いを数々計画するも、皆が皆一様に会うことすら叶わない、全く縁に恵まれない事が目下の悩み、つまり結婚したいのに出来ない!なんとしても行き遅れにはなりたくない‼︎と孤軍奮闘します
参加したパーティーで幼馴染のエイドリアンに会います(こいつ後々事件を起こす悪いやつなんだけど、引いてみたらあれ?キューピット役だったの?と思ったりします)その後出会った占い師?のオスカーに『あなたの伴侶はここにはいません』と告げられ、出会いそのものもなんか邪魔されてしまいます
気分転換に訪れた教会で、実はオスカーは神父だったと発覚‼︎ここでもまた『あなたに相応しい伴侶となる方はこの世にはいないでしょう』などと宣われ、2回の前世を思い出します
その前世でもオスカーはレネットに同じ様に宣い、付き纏っていたのです‼︎それを思い出し、今度こそ幸せな結婚を心に誓うレネットは、また会ったエイドリアンから求婚を受けます
元々の婚約が侯爵からの熱烈な願いであった事や、妙に機嫌をとり婚姻を急ぐエイドリアンを怪しいと思いつつ、千載一遇のチャンス!と婚約を結んでしまいます
しかし、エイドリアンは彼女を利用するつもりたったし、犯罪者であった事が発覚!逮捕されてしまいます…その場に助けに来てくれたのが、らなんとオスカー‼︎
その辺りから、リネットとオスカーの関係は、過去を思い出す事に変化して、また更に思惑のある求婚者も現れて、危機を乗り越え、深まっていきます
三人目の思惑あり求婚者に絡んだエイドリアンが巻き起こした大事件が、オスカーの正体も、何故2人で転生をくり返すのかも、オスカーの本当の願いも、それを知るピンチ(というかきっかけ?チャンス)となります
無自覚に深い愛と、義務に忠実な誠実な心が、切ないすれ違いを繰り返した前世を経て、2人が出した結論に、なるほどなぁと慈しみを込めてうなづいてしまいました
家族令嬢だからこその、美徳。身分を乗り越える、裏技。じんわりと2人の決断を祝福しました。
だだ、話がわかりづらくて何回か読み返したので、星は3つとさせていただくとします!
紙で購入し、お先に楽しませていただきました
作者様方ありがとうございます♡
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