[小説]転生少女の履歴書

転生少女の履歴書
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あらすじ

勉強、スポーツ、芸術、あらゆる分野で優秀な成績を修めていた少女は、親の愛に恵まれずに不慮の事故でその人生を終える。転生先は、ろくに畑の知識もなく、魚を捕まえる術さえしらない農民達が暮らす開拓村。その村の6人兄弟の末娘としてリョウと名づけられる。あまりにも極貧な生活のため、身売りされないため、飢え死にしないため、また、前世では得られなかった親の愛を求めて、前世の知識を生かして、テンション高めで村の改革に奔走する。リョウの活躍で、とりあえず飢え死には免れたと思ったところに、魔法使い達がやってくる。リョウは魔法を目の当たりにし、ここが魔法という超自然現象が存在する異世界だと知る。魔法使いが絶対の支配階級である異世界で、リョウは前世の知識や技術を役立たせながら、農家、貴族の小間使い、山賊……居場所を転々としていく―――。

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  1. 転生少女の履歴書 11
    転生少女の履歴書 11
    唐澤和希 / 桑島黎音
    必要ポイント:700pt

    リョウは隷属魔法の呪文を知るため、アランとカイン、そして記憶を失った様子のヘンリーとともに兄・ジロウに会うために神縄を訪ねた。ただ、ジロウはガリガリ村で暮らしていた頃とは雰囲気が変わってしまっていた。彼は「六十四番目」と名乗り、実際に見てきたかのように千年前の過去について語り始める。前王朝よりも前の時代では、魔法使いと非魔法使いの関係性が現在のとは異なっていることを知らされる。だが、求めていた隷属魔法の呪文について知ることができなかった。そして神縄の外へと出たリョウ達だったが、縄の外に出た瞬間、空気が変わったのを感じた。あたりを見渡せば、先ほどまで降っていなかったはずの雪が降っており、薄らと地面に雪が積もっている。不思議に思ったリョウ達は、外の状況を確認しにいく。そこで神縄の中にいた時間は数刻のはずなのに、外では半年もの月日が経過していることを知るのだった。その間、魔物が彷徨うようになり、リョウとヘンリー王弟が失踪したことによる内乱が起きようとしてた。一方、シャルロット、アンソニーと無事合流することができた。しかし、リョウの長い不在に不安を抱いていたシャルロットは、隠し持っていた禁忌の力に手を出してしまっていた。リョウは、シャルロットの力のことを知らぬまま、内乱が起きようとしている場所へと向かう。そこには、グエンナーシス領とルビーフォルン領の連合軍と王国軍、そして魔物達が集まっていたのだが-----。

  2. 転生少女の履歴書 12
    転生少女の履歴書 12
    唐澤和希 / 桑島黎音
    必要ポイント:720pt

    コミック連載も大好評! 大人気シリーズ最新巻。高校生→村娘→使い走りから女神に! 戦争と結婚の間で揺れる乙女心の結論は? 王国軍対反乱軍の戦争が始まった。何とかして戦争を止めたいリョウの前に、隷属魔法にかかっていると思い込んでいる王国最強の魔法使いヘンリー王弟が現れる。ヘンリーは、反乱軍の独立を許す代わりに、リョウと自分との婚姻を提案してくる。婚姻を了承すれば、穏便に戦争が終わるという。戦争か望まない結婚か……リョウは複雑な思いを抱えながらも、その提案をのもうとした時、アランがやってくる。アランは、それはどちらのためにもならないと訴えた。一方、新しい国、神聖ウヨーリ聖国が誕生した。聖国でリョウは、「女神」としてその国を治めることになった。暴走しがちなタゴサクを抑えながらも、革命後の国の安定のために尽力するリョウ。また、アランのことも気にかかっていた。幼い頃から一緒だったアランは、今はカスタール王国に残っていて二人は離れ離れ。しかも、リョウがアランに手紙を送っても返事一つかえってこない。思い悩むリョウを見かねて、会いに行ってはどうかと友人のカテリーナ達が言ってくれるが、女神である自分を拠り所にして生きている、神聖ウヨーリ聖国の国民のことを考えると個人的な事情で国外に出るのもはばかられる。やがて、リョウのもとにアランが出奔したという報告が入る。行先は、船でしか行き来ができない遠い国だと聞いて、リョウはある決心をするのだった----。

  3. 転生少女の履歴書 13
    転生少女の履歴書 13
    唐澤和希 / 桑島黎音
    必要ポイント:740pt

    晴れて恋人同士となったリョウとアランのあれやこれやが微笑ましい最新巻。恋の力マシマシ! 幸せ気分をご堪能あれ!アランを追ってベイメール王国にやってきたリョウは無事にアランと再会。晴れて恋人同士となった二人は気の向くままにベイメール王国を旅することになった。旅の途中で弱々しい老人だけの山賊に遭遇する。事情を聞くと、どうやら横暴な領主に働き手をとられて畑も耕せず、生活に窮しているということだった。話を聞いたリョウはその農村に手を貸すことに決めて、アランと移住することにした。リョウはとある秘策で村の食料事情を改善し、村人達からは『お嬢』と言われて慕われるようになった。しかし、領主から若者を取り返さない限り村に村未来はない。リョウとアランが移住した村に、どことなく偉そうな銀髪の男がやってくる。男はリョウたちと似たような特徴を持つ若い男女の二人組を探しているらしい。だが、ハイダルはリョウの顔を見て自分の探し人ではないと告げる。ほっとしたのも束の間、男は自分がベイメール王国の第七王子ハイダルだと語った。ハイダルはもうすぐ始まる王位継承戦のために、リョウとアランを自分の手駒である十二星柱に入らないかと誘ってくる。リョウもハイダルの力を利用し、領主の横暴を止められないかと画策する。そうしてハイダルと共に、領主のいる街にまで向かうことになったリョウとアラン。その旅の中で、リョウは、もっと触れ合いたいという今までになかった気持ちが芽生え始める。リョウと夜を同室で過ごすことを避けていたアランだったが、リョウの気持ちを知って、とうとう同じ部屋で一晩明かすことになるのだった。

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みんなのレビュー

  1. 評価:4.000 4.0

    異世界転生ものでよくある『転生者が〇〇を広めたら』という行為に対してちゃんと『世界はこう変化する』という答えを示してる貴重な作品

    • 0

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