余命10年の投稿まとめ

余命10年
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みんなの評価

作品レビュー レビュー23件

お役立ちレビュー

  1. 評価:4.000 4.0

    現実に。

    色々、感じることがある作品でした。私の周りで亡くなったコ達も同じような気持ちで最期を迎えたのかもしれない…そう思うと自分が生きているのは幸せなんだと改めて思います。
    小学校で白血病になり6年間の闘病生活。放射線治療で長く黒かった髪は抜けて、抗がん剤の副作用で顔は腫れ上がり、たまに通えた学校には帽子をかぶって通った。小学生の男子にはカッコウのいじめ相手で、結局髪が元に戻った頃に逃げるように転校した。新しい学校で新たに生活がスタートして私は普通の生活を送れるようになった。中学校、高校と平凡に暮らすうち自然と医療職への就職を目指し専門学校を経て、国家資格を取り、就職。27歳で結婚、子どもに2人恵まれてマイホームを建て、仕事も続けながら充実した生活だった。もう、病気に振り回された子ども時代はもはや笑い話になっていた。外来診療終了後の廊下で同じく病気で長期入院していた子どもたちとの車椅子レース、紙飛行機を作って天井裏にメッセージを残したり、消灯後にこっそりナースステーションに足を運んで看護師さんに恋バナをしたり…と。
    31歳の春、最初の変化はほんの些細なものだった。電話を人に取り次げなくなった。電話の相手が話した内容を隣にいる同僚に復唱することが出来なくなった。
    最初は自分の子育て疲れからくる集中力低下だと思って、上司に怒られながらも仕事を続けていた。2か月くらい経つ頃、自宅での生活にも支障が出始め、ある日夕飯を作っている最中に旦那から電話があり今日のメニューを聞かれた。私は答えられなかった。自分が目の前で作っている料理の名前が出てこなかった。帰宅した旦那は、今回ばかりはすぐに病院に行くよう勧めてきた。週末に行くことにしていたが、翌日には物が二重に見えるようになり、運転が怖くなりすぐに行くことになった。運転が出来なかったので母の車で自宅近くの病院に受診した。問診票記入後に私が案内されたのは脳神経外科で、採血にレントゲン、MR検査を受けて診察に呼ばれた。
    診察室に入ると、MR画像が医師のパソコンに映されていて仕事で見慣れていた私にはすぐに意味がわかった。医師から告げられた病名は「髄膜腫」。脳腫瘍だった。

    • 2
  2. 評価:4.000 4.0

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    20歳で治療法がない病気なってしまい、余命10年と宣告されてしまった。
    あきらめることの方が多かった10年だったように思えた。

    茉莉は人と関わる事を選ばなかった方を選択しちゃったんですね。
    良いとも悪いとも言えないですね。

    人に良い記憶として残るだけでいいのかな。。。。

    命に関わることは考え、答えも一つではないですよね。

    茉莉はとても頑張った10年を過ごしたとは思えました。

    • 1

最新のレビュー

  1. 評価:5.000 5.0

    かわちゆかりさん

    こういう重い作品が多かった印象。懐かしいです。読んだ後、考えさせられるような、胸が少し重たくなるような…

    • 0
  2. 評価:3.000 3.0

    絵はキレイ

    病気が題材ってちょっと暗いので苦手かな。
    いまは病名も出せないし、少し中途半端な印象です。
    可哀想で終わるのはやはり好きではない。

    • 0

各話のコメント コメント6件

いいね が多いコメント

  1. 005話

    5話

    評価:5.000

    2022/08/23 23:37

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    映画には無い展開、主人公がマンガを書きだしました。

    by White haven さん

    • 0
  2. 004話

    4話

    評価:5.000

    2022/08/23 23:29

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    このお話の最後の言葉は胸にしみました。

    by White haven さん

    • 0