5.0
どれも恐ろしい物語
表題作のアルテミシアの狂気の愛は恐ろしかったですね。目を抉るなんてまともな神経の人間なら出来ない事だと思いますが…やっぱり彼女に限らず、この時代の人達の倫理観は現代人とは大きく違っていた所があるのでしょうね。
by
尾崎雪穂
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表題作のアルテミシアの狂気の愛は恐ろしかったですね。目を抉るなんてまともな神経の人間なら出来ない事だと思いますが…やっぱり彼女に限らず、この時代の人達の倫理観は現代人とは大きく違っていた所があるのでしょうね。
どの話も面白かったです!
個人的には九龍砦の話が印象的で、アリスのウサギの穴に迷い込むように、美しい女性の姿を追う女の子と九龍砦の中で身体を売る女性との幻想とも現実とも言える話、何度も読み返します。
昔林には、必ずと言っていいほど権力者と女の男女関係がかいまみえますね。今よりもっと当たり前なんだろうな。
世界には、まだまだ知らない人物がいることを知り、とても知識が増えました。他の回も期待して読みたいです。