カレノドロイド

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あらすじ
俺とお前の時間を、また動かせたら――。 “縁結び王子”こと南沢円は、婚活サロンで働いている。ある日、円が企画した婚活パーティに現れたのは、中・高時代の友人・江西。仲が良かったはずなのに、なぜ、いつから彼と疎遠になってしまっていたのか。押し込めた記憶と想いが甦ってきて……!? 同級生同士の再会LOVE。電子限定、短篇「安藤のセオリー」も収録!!
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みんなのレビュー
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石原先生の作品の中で、特異変種だと思う。
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石原理先生と言えば、色気と雄味のある独特な絵と、『テッペンカケタカ』『カリスマ』『チープ・フィルム』の裏社会や、『あふれそうなプール』『少年は明日を殺.す』の不良ヤンキー高校生を題材にした、男くさい作品のイメージでした。
『君知るや』は高校生の剣道の好敵手の話でしたが、上記の作品群同様に、攻めも受けも強い男。
なので、好きな方と苦手な方とに、はっきり分かれそうだなぁ…と失礼ながら考えてました。(もちろん自分は大好きで嵌まりまくり、読みまくりましたが。)
しかし、今回の『カレノドロイド』は、従来の石原先生の作品とは大きく違いました。
絵は、作者名が無ければ石原先生の作品とは解らない程、変わってます。
中学~高校の途中まで同級生だった、婚活コンシェルジュの南沢(表紙右)と、天才的AI研究者の江西(表紙左)の再開ラブ。
南沢は、優しくて面倒見のいい好青年。コミュ力は強いけど、いい人過ぎて喧嘩弱そう……。個人的に残念です。
江西は癖のある感じと大阪弁が、石原先生の主人公らしくて、好感でした。
「もう/いなくならへんよ/いなくなったりせぇへん/淋しゅうして/かんにんな」
南沢と江西のやり取りと会話は、石原先生の世界だなぁ…と堪能しました。
ただ、南沢がべろちゅーを忘れてたとか、どんだけ広大な施設なんだとか、突っ込み所がいっぱいあるのと、婚活業務拡大やAI研究の話を広げ過ぎて、話が散漫になってしまったのが、もったいない感じでした。
エロは殆どありません。正直、石原先生の作品の中では、もの凄い変わり種だと思いました。
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