九話までの感想。共感できる。
ファンタジー展開だけど、育児に関して描かれてるものはすごくリアル!
ワンオペ育児の辛さ、旦那さんが優しく思いやってくれる気持ちがあるのに、初めての育児が辛く、更に毒親に育てれた経験から自信がなくて尚更追い詰められてる主人公には届かない。
でもほんとは不器用でドジで失敗するのが怖いだけだったり、て、大体の男の人ってみんなそうだよね、女はいつも言わなくても察してほしいとか私だって初めてだから状況同じとか言うけど、夜泣きで旦那さんだけ起きないのだって、元々の脳の構造やホルモンの関係で男は違うように出来てるからそれは仕方ないんだ。男は教えてあげてこうしてと指示があればぐんぐんのびてむしろ面白くなって勝手に育児してくれるようになる、イクメンて最初からイクメンじゃなくて段々なっていくんだ。多くの夫婦がそれをわかり会えない歩み寄れないで終わったりするけど、これは漫画だから、奥さんがこどもの姿になって旦那さんに頼らざるを得なくなって初めてお互い歩み寄れる。よかった。ほんと災い転じて福と成すで、必要にせまられるって大事。
旦那さんが初めて一晩赤ちゃんをみた次の日、しんどいけど幸せを感じる、初めて赤ちゃんと近くなれたって、ほんとそれに尽きる、多くの男はその経験がないから母親に負けてしまうらしい、赤ちゃんのうちにそうやって深くかかわれるのってほんとに大事で幸せなことなんだ。
残念ながら我が夫はこの旦那さんのように穏やかに前向きな人じゃなくて精神的にも脆く気も短くて、最初から関わるのも避けるしぶつかるとすぐ怒り出すからわたしもこんな風に頼ることを早々諦めてしまったけど。でも本人もほんとはもっとこどもと関わりたいんだとずっと言っていた。
主人公が最初は育てなきゃいけないなんてどんだけ旦那は負担なんだと離婚を考えていたのに、頼らざるを得ない状況で教えてあげて一緒に頑張って、子育てって二人でやると楽しいんだ、に変わってほんとよかった。
でも他の人に相談できないのは辛いね、児相まで来たところは怖かった。あの同僚の誤解は溶けるのかな、一層仲間になって助けてくれる側に回ってくれたらいいのに。
癒し系のカウンセラーにも期待。毒母との確執もこれから癒されていくのかな?
このままでもいいかもという気持ちにもなってたけどさすがにそういうわけにもいかないし、主人公が元に戻ってみんなで幸せになれますように。
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5.0