4.0
確執とすれ違いで10年をも無駄にしてしまったが子供の存在を知った今だから歩み寄りわかり合えたのだと思います。
by
しろ吉
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確執とすれ違いで10年をも無駄にしてしまったが子供の存在を知った今だから歩み寄りわかり合えたのだと思います。
ヒーローはヒロインが自分の開発をしたソフトを巻き上げしかも業界から追放した男の娘だと知らずに関係を持ってしまいます。そんな事情を知らないお嬢様なヒロインは妊娠をヒーローに告げられず父親の会社の副社長の男と結婚。父親・夫と相次いで亡くしたヒロインは息子の為に会社を存続したいと。ここにきて息子はヒーローの子供だと告げます。自分の息子だと知ったヒーローは真剣に向き合い、ヒロインともちゃんと話をしたら父親にウソを吹き込まれていて衝撃を受けるヒーロー。ヒロインは自分の父親がどれだけ酷いことをしたのか納得しましたね。唯一の救いが孫をちゃんと愛してくれていた事でしたが、ヒーローの子供だって知ってたんですよね。亡くなっている設定じゃないストーリーを読んでみたかったな。
絵がちょっとハーレクイン向きではない感じですが、内容は良かったです。
人には色んな面があり、家族や一部の人にはやさしくてもある人にはとことん冷酷になれたり…。そんな男に人生を狂わされたヒーローとその男の娘であるヒロインの物語です。
父に疑いをもたないヒロインにヒーローの葛藤がよく描かれています。ヒーローの気持ちが切なかったです。