5.0
宮崎夏次系の魅力のひとつは、異様なほどの閉塞感と涙が出そうな解放感が同時に得られる稀有な漫画であること。追放された二人は、無力だけど、自由だ。
by
赤い雲
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宮崎夏次系の魅力のひとつは、異様なほどの閉塞感と涙が出そうな解放感が同時に得られる稀有な漫画であること。追放された二人は、無力だけど、自由だ。
短編の名手である著者が初の巻数ものです。
題材は知らない人はいないアダムとイヴ。彼らが知恵の実を食べ、神さまから追放されたあとのお話。
アダムとイヴには子供ができて、その子育ての大変さをシュールに時に切なく描いています。
この著者はとても表情を描くのが上手く、読んでいて飽きません。
巻数ものですが、次巻で完結なので、手も出しやすいのでは。