2.0
個人的感情として
悪役キャラが生々しすぎて私には無理だった。
カテゴリとしては、イチャラブ、溺愛、ほのぼのって感じだし、絵のタッチも優しいけど体格はなよなよしていないし、性格も、由良さんは出だしで無神経なところがあったし、後ろ向きでくよくよするところがあるけど、イジけていないし、加持先生は恋愛が始まったら受への愛が揺るがない。
出てくる子どもはかわいいし、保育園の出てくる物語の展開にありがちな偏見もない。
そのせいなのか、悪役二人の外道っぷりに反吐が出た。
最初に出てきた元カレは我慢した。
由良さんに対してそこまで言うかって思ったけど、そのおかげで加持先生のの腹も決まったし、由良さんもトラウマな失恋を理想的な形で乗り越えられて、正しい当て馬として、その後出てくることもなかったから。
でも続編の激甘カレシに出てくる滑川はダメだ。
登場時の不快さは、二人に当てられて終わったので笑っていられたけど、その後吐いた言葉の数々は外道という言葉しか思いつかない。
本社栄転で奥さんと夫婦関係再構築で子どもも戻ってきたのだろうに、それを幸せとか、恵まれているとか、運が良かったとか思えないのだろうな。奥さん、人生考え直したほうがいいよ、と本気で思った。
リアルにはこういう人はいて、痛い目を見る人は少ない。
だからこそ、物語上野放しな最後に納得がいかなかった。
滑川地獄に堕ちろとは思っているけど、仮に続編が出たとして、存在が放置されるのも腑に落ちないけど、痛い目を見る物語をがっちり読むのも、もはや私にはキツい。
由良さんをとられちゃうヤキモチで加持先生にケンカ売る奏汰くんでも、正装で形に残る思い出作ったラストでも、私には読後の癒やしが足りなかったので星は2つで。
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