5.0
蜜月を忘れられた哀しみと憤り
甘く、切なく、時に激しい愛情表現が絶妙。
愛する人から忘れられ、一年も放置だなんて、辛すぎる。
でも、また愛してくれます。
最後の最後もベタだけど、好きな終わり方。
また、全体を通して、雪の舞う風景等の描写がとても綺麗で繊細です。
実は、この作者さんの「暴君皇子の執愛〜」と同じ世界・帝国での約700年前のお話。
世界観は同じですが、全く異なる物語、登場人物。こちらの方が、話し言葉にしてもストーリー展開にしても、完成度が高いように思いました。
でも、「暴君の…」を読み返すと、ちょいちょい覇王様ネタがあって、ハヴェルはエリー一筋で生涯を終えたのかな?!とちょっと心配になりもしましたが、色々と妄想が掻き立てられて、二度面白かったです。
- 3