5.0
桜小路先生の作品は初めてですがもう大感動です。ハラハラドキドキうるうるしながら一気に読みました。若旦那の真っ直ぐな純愛、親の敵をとりたい朱音、兄のような頼りがいの利一朗など魅力的なキャラクターもたくさんですが私は朝明野さんが大好き!別れを決意した茜に朝明野さんの『あの子を捨てておまえがこれから行く道は寒くて寂しいものになるだろう、、けど昨夜のことは行火になる懐に抱いて行きなんし』の場面ではもう号泣です。厳しい苦界で生きてきたからこその深い思いやりだと感動しました。何回も読みたい名作です!ありがとうございます!
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