5.0
ある国の王族姉妹で、正義感が強く勤勉な姉が凡人に理解されない統率力ゆえ悪女とされ、奔放で八方美人の浅はかな妹が貴族たちから評価されて聖女とされていた。姉は妹の代わりに「北の怪物」と噂される異国の王族に嫁ぐことになるが、2人や周りの人は、噂と違う現実に気付いていく。
エルザネスの元家族や元国民が誰一人本質を見抜けないのがイラつくものの、ストーリーが進むに連れてエルザネスの理解者が増える感じで読みやすくなる。
エルザネスがいなくなったあの国がどう衰退していくのかが見もの。
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