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作品レビュー
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11 - 20件目/全39件

  1. 評価:4.000 4.0

    家族のために毎日料理を作る

    母親を亡くし、保育園に通う妹の世話や炊事に奮闘する中学生のお話です。

    注意しなければならないのは、この漫画は
    「料理を作る中学生のマンガ」であって、「料理マンガ」ではないということです。
    心暖まるヒューマンドラマはありますが、料理を作る描写はいい加減(調理のシーンが全く無い場合も・・・)で、レシピもありません。

    内容に必要以上の悲壮感はなく、「平凡な日常」的な話が読みたい人にはオススメしたいです。
    温かい人間関係に支えられ、日常を守るために、家族のために、毎日料理を作る中学生男子の健気な姿にジワジワくるものがあります。

    • 4
  2. 評価:4.000 4.0

    表紙の可愛さに釣られて読むとキツいかもしれません。
    結構ハードな歴史・戦争ものです。

    グロや残酷描写が苦手な人にはオススメできませんが、 フス戦争という日本人には馴染みの薄い時代を骨太なストーリーで追っていく硬派な作品です。

    繰返しになりますが、結構ハードなシーンもあるので苦手な人は避けた方が無難です。

    • 8
  3. 評価:4.000 4.0

    ロリ●ンと金髪美少女のホームコメディ

    親を亡くした金髪美少女(小5)を、ロリ●ン兄弟が引き取ることになった・・・ロ●コンに子育てができるのか!?
    という、なかなかショッキングな設定のホームコメディです。エロはありません。

    はじめはドタバタなギャグが目立ちますが、後半になりシャルロットの成長とともに「家族とは何か」と問うヒューマンドラマになっていきます。

    主要人物がロリ●ンなので、取っつき辛い設定ですが、この作品のロ●コンたちは「NOタッチ」を貫くので、ある意味安心して読めたのが良かったと思います。

    • 3
  4. 評価:4.000 4.0

    手塚治虫のエピソードが、関係者へのインタビューをもとに紹介されていきます。

    エピソードを読んで感じるのは、やはり手塚治虫は天才なんだということです。
    偏執的なまでの作品への情熱や、飽くなき探究心、命を削るような創作欲は天才のものだと感じました。

    その天才に必死で食らいついていくアシスタントら虫プロのスタッフ、手塚治虫と原稿をめぐり必死の攻防を見せる編集者たち・・・ノンフィクションのみが持つ生々しい迫力を感じます。
    また絵が内容によくマッチしていて、現場の熱気が伝わってくるようでした。

    神様・手塚治虫の生身の姿がここにあります。

    • 3
  5. 評価:4.000 4.0

    派手さは無いけどジワジワくる面白さ

    作品の紹介にSF特集編とありますが、SFだけで無く、ミステリーや哲学じみた話など様々なストーリーの短編集です。
    中には「大いなる眠り子」などシリーズものもありますが、基本的にはオムニバス形式になっています。

    絵やストーリーに派手さはありませんが、「そうきたか」と意表を突かれる内容が多く、気づけば作品に引き込まれ数話ほど読み進めてしまいました。

    短編集という形式上、好みの話もイマイチ肌に合わない話もありましたが、
    なにより様々なストーリーを生み出す作者の着想力に凄みを感じる作品たちです。

    • 2
  6. 評価:4.000 4.0

    ちょっと作ってみようかな?と思える丼

    日本のコメ余りを解消するために農水省が経営する丼屋での物語です。

    公務員が経営する丼屋という設定は変ですが、出てくる丼はなかなか美味しそうなものが多く楽しめます。
    また「丼」がテーマなだけあって「ちょっと作ってみようかな?」と思えるような料理が多いのもポイント高いです。

    オムニバス形式で購入しやすく、オススメしやすい作品です。

    ラストもハッピーエンドで個人的には好みでした。

    • 2
  7. 評価:4.000 4.0

    前作同様の面白さ

    巷説百物語の続編。

    前作の主人公、山岡百介が晩年に「不思議な話」を明治の若者たちに語るという内容です。

    前作同様、質の高いミステリーで大変面白いです。作画も原作のイメージを損なわず、良くマッチしていると思います。

    作品に対する不満ではありませんが、気になることが一点、
    前作と比べ、1つのエピソードのボリュームが増えたためか、1つのエピソードに対する話数が増えています。
    その1話辺りの区切りかたが強引で、折角のシナリオを「ぶつ切り」にしたような読みづらさ、テンポの悪さが気になりました。
    これは作品の問題ではなく、掲載にあたっての編集の問題だと思いますので、非常に勿体ないなと感じました。

    • 2
  8. 評価:4.000 4.0

    歴史ロマン

    鎌倉時代初頭、二人の天才仏師の物語。

    動の運慶、静の快慶。
    2つの大きな才能がぶつかり合い、高め合って時代を超えた傑作を作り上げる・・・というスケールの大きなストーリーです。
    この作品内で運慶・快慶はライバルとして描かれていますが、その交流は爽やかなもので読んでいて好感が持てます。

    一点、この作品を読むにあたり注意すべき点があります。
    東大寺の金剛力士像は昭和の頃までは阿形は快慶、吽形は運慶が制作したと伝わっており、それが「常識」でしたが
    1988~1993年にかけて解体修復が行われ、運慶がプロジェクトリーダーとなった慶派のプロジェクトとして様々な製作者が携わった作品だと判明しました。

    そして、このマンガ運慶は1988年に初版の作品です。
    つまり現在の解釈とは違う、古い説で描かれています。

    しかし、それは欠点では無く、学説の移り変わりなどの歴史のロマンを感じるスパイスとなっていると思います。

    • 2
  9. 評価:4.000 4.0

    良くまとまった秀作

    近未来の沖縄県、海上に建設された人工島での物語。

    海難事故で父を亡くした少女が、父を追いかけ、海で成長していく・・・という典型的な少女の成長物語です。
    ラストの主人公の成長した姿にはホロリときます。

    世界観や設定はありがちな内容とも言えますが、ラストまでストーリーが綺麗にまとまっていて好感が持てます。
    絵も丁寧な感じで読みやすいと思います。

    話数も手頃で購入しやすく、海洋ロマンが好みなら買いだと思います。オススメ。

    • 2
  10. 評価:4.000 4.0

    重なりあうストーリー

    どことなく昭和の雰囲気のある恋愛ものです。

    オムニバス形式ですが、登場人物が重なりあうのが特徴で、ある物語の主役が、ある物語では脇役となり・・・といった具合に、さりげなく「登場人物のその後」が描かれているのが嬉しい。
    「人と人はかかわり合っている」「人はそれぞれの人生で主人公」といったメッセージなのかな、と感じました。

    ちなみに14話~は独立した読みきりです。
    悪くはないけど、ちょっと微妙だったかな・・・。

    • 2
全ての内容:★★★★☆ 11 - 20件目/全39件

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