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ダメ夫、というより…
古今変わらぬ、日本の男、夫、家父長制のデフォルトだよね。結婚してなくても深層心理にこの夫のような考えを潜ませている若者も全然マジョリティを占めている。
私の母がまさにこの女性の立場そのまま。しかもさらに年代が上だから女=子育て以外能力なし、という無力感も凄まじく離婚もできず、劣等感を弱者の子供にぶつけまくり、私にとっては究極の毒親となった。子供に苦しみをぶつけなかった主人公、別居、自律を選び取った主人公はヒーローだと思う。
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古今変わらぬ、日本の男、夫、家父長制のデフォルトだよね。結婚してなくても深層心理にこの夫のような考えを潜ませている若者も全然マジョリティを占めている。
私の母がまさにこの女性の立場そのまま。しかもさらに年代が上だから女=子育て以外能力なし、という無力感も凄まじく離婚もできず、劣等感を弱者の子供にぶつけまくり、私にとっては究極の毒親となった。子供に苦しみをぶつけなかった主人公、別居、自律を選び取った主人公はヒーローだと思う。
作品だと思います。
王・将軍もののサクセスストーリーはこれまでにも好きで読んできましたが、女王を主人公に、また人種や身分(家柄)を超えた「人間」をテーマにしたストーリーに本当に感動しました。誰もが人間である、と言うメッセージのこもった、これぞ最高のフェミニズム作品の一つだと思います。
素晴らしく聡明で才能ある人物に男女の能力の差異などないこと、一方、恋愛という男と女としての人間的な部分に現れる性差、そしてその二つの面での葛藤…など、今男性社会の壁を壊すべく闘う女性たちにとっても共感する部分が沢山あるのではないでしょうか。
また、古い時代がテーマだし当然男性中心社会の中での女性の葛藤が描かれてはいるのですが、日本の宮廷や明治から昭和の社会のように「女だから」、「女のくせに」とグダグダ嫌がらせやボロクソ言う人物が出てこないのも好感が持てます。最初は抵抗していても、その能力と才能、人物を前にしてきちんと認めている。
現実社会も、こうであって欲しい。
登場人物に、あらゆる人種、そしてアルビノを始めとする身体の特徴を持った人たちが描かれていて、それを「美しい」と表現する主人公を通したルッキズムへのアンチテーゼも、多様性への強いメッセージだと感じます。
亜姫のような優秀な女性がこれからも沢山現実に出てくるでしょう。
彼女が目指した、能力により誰でも王になれる社会を実現していきたい。
この漫画と同じくらいの歳の時に再会したら、下心丸出しで、吐き気がするほどセクハラを執拗に繰り返し、最悪でした。 大学時代と同じように友達として会話をしていただけなのに、社会的立場もついたからか、マウンティングをとりながら「イケる」と信じ込みしつこくしつこく付きまとい、気持ち悪い距離感で何かと触りたがる。
この主人公同様、恋愛願望はあるのに童貞を拗らせてる男は独りよがりで、女性を一人の人間として見ていないんですよね。
神様は彼を成長させてくれる存在でありながら、そんなイタキショ男へのツッコミなのかなと思いました。
現実を考えたら気持ち悪すぎて、数話でやめてしまいました。普段は好きな作家さんなんですが…
偏見に近いことは承知ですが、自分自身の体験からして50代の独身男性は本当に気持ち悪い人がかなりの割合でいます。そこそこの社会的立場もあったりして先生なんて呼ばれていても、頭の中は童貞のようなご都合主義の妄想と、周りがチヤホヤすることからくる勘違い。
昔、シェアハウスを探していたときに、50代男性が「家事ができる」女性限定で募集をしていたり。内覧に行ってしまったこともありましたが、もう視線がマジで気持ち悪く、同じ家、自分の部屋に50代の男が彷徨いて恋愛に発展するなんて考えられません。
さらにマンションを買える財力ある30代女性を「つまらない女」と賜ったり、胸を見られて恥ずかしがるような歳じゃないと言ったり、テメェまじで何様。完全なミソジニストじゃないですか。
私も若い時からこのくらいのおじさんから、こういう上から目線で「女としての価値」をいきなり値踏みされたりジャッジするようなこと沢山、沢山言われてきて、下手したらそれが正しいように思うこともありました。
が、今なら100%この男性たちが、自分の都合主義で、他人の境界を侵していたことが分かります。
このくそ上から目線で、なんとも言えない気持ち悪さ漂う男が、リアルなトラウマを思い起こさせ本当に無理でした
日本社会の、根本的な根深い問題を色々な局面から、そして一人の女性の視点から描いていて素晴らしい作品です。
私事ですが、私自身も世間のいう女性偏差値の低い(女の子らしくない)女性、かつサバイバーであり、若い時には際どい生活も送りました。そして社会の家父長制的構造の中で存在をかき消されました。
この作品を通して私たちの「声」を届けてくださることを本当に感謝します。
そして何より驚いたのが、作者がおよそ60代の男性であること。セクハラを当然とし、私たちの存在をかき消してきた、いわゆる特権層(コンビニの店長がまさにそのメタファーかと思いますが)の中にいたご本人が、こうした視点でストーリーを紡いでくださることに、日本の漫画の奥深さと希望を感じます。
湘南という田舎と都会のまさに狭間的ロケーション設定も素晴らしいと思います。
引き続き楽しみにしています!!
尊厳を重んじて最後まで対等に扱う鴻池、恋心に揺れながらも、きちんと目標を達成し自分の人生の選択権を掴む中津川、両者、とても好きです。
内容はそこまで重くないですが、自分の人生観と被ってて、読んでてとても気持ち良かったです。こんな対等で尊重しあえる恋愛が当たり前になるといい
今はこの作品の柱になってる男尊女卑思想が耐えられません。。
女性の性的オブジェクト化(ナースの制服リストとか、仕事もまるで女性の性的商品タグ)、そして何より香。
私も彼女のように背が高くてショートヘアでスポーティ、いわゆる「ボーイッシュ」だったので、香が獠に性差別的な貶され方をする度に、子供ながら自分が辱められ価値を否定されてるような気がしていました。
そしていつまでも「アシスタント」としてプロになりきれず、また自己価値感が低くリョウに依存し続ける香…
女性はこうあるべきというザ・日本のおじさん社会的ジェンダーバイアス満載の作者の思想と、相変わらず超ドタイプの冴羽獠へのときめきとの葛藤で悶絶しながら時々読みます。
逆に、傭兵というザ・男社会で幼少から育ってしまった獠がそういう価値観になってしまったのは仕方ないよね、、、という裏設定があれば話は少し変わるかも知れませんが。
まぁそれでもセクハラを正義とするのはおかしいよね。
ちなみにフランス実写版は、さすがジェンダー先進国。こういった価値観は一切排除されていました。
でもすごいカッコよかった。
今後のアニメ映画版とかではそういった価値観の大きなアップデートを見たいです。
知識・経験もなく無垢な若い女性の価値は「若さ」。行く末はメイドか嫁。そして一回り以上年上の癖にまともな恋愛経験も、女性とのコミュニケーションの取り方もわからない幼稚なおっさんに、お人形のように愛でられる…。
まるで日本社会そのものですし、これをまるで美しいラブストーリーのように描いているのも、まさに幼稚なジジイ達が喜ぶ世界観で気持ち悪すぎて数話で脱落。
「家」を重んじ、世界共通で男尊女卑が当たり前だった時代の史実ならまだしも、フィクションでろりこんを美化するの、もう辞めませんか。
いい男たちだったらいいのにね。
大抵は自分のジェンダーバイアスを指摘されたりすると逆ギレするパターンがほとんどよね。
リアリティがあって、今日本がなんとかしなきゃいけない問題をド直球に描いてて大好きだけど、掲載するべきは男性誌だと思う。
もう女性達は腐るほどこういう男達を見てきてるから、現実を変えるためにも男性の目に触れるべきよね。
社長の娘、財閥の令嬢でありながら、ビジネスや帝王学の教育は受けなかったのでしょうか…?初っ端から設定が疑問で疑問で…
それにこの手の漫画ではよくある設定ですが、実際オフィスの女性社員は常に誰が格好いいとか、上司を恋愛対象にしたいとか、そんな話ばかりしてるものなんでしょうか…海外住みだからかも知れませんが、これもまた疑問で疑問で仕方ありませんでした…
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