5.0
たのしすぎる!
自分の周りにいそうな庶民的な女の子が一生懸命じたばたしている…!その主人公もかわいいのですが、社長がかっこよすぎる…!お似合いのふたりです。
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自分の周りにいそうな庶民的な女の子が一生懸命じたばたしている…!その主人公もかわいいのですが、社長がかっこよすぎる…!お似合いのふたりです。
人には人のそれぞれの事情があって、日常があって…。そんな自分の毎日も大切にしたいと思える作品です。グロテスクなだけではない、情のあるストーリーでした。
とにかく二人が不器用。どう接したらいいか分からないけれど、何かしてみて喜んでもらえたら、めちゃくちゃ嬉しい。
それはまるで、英語を勉強して、現地の人に拙く話して、それが通じた時の嬉しさに似ているなと思いました。
決して親権があるわけではないのに、愛おしくなっちゃう。小さい子と接するとそうだよね、と共感できます。
作者さんがどれほど犬、猫を大好きなのか、その愛情がどストライクに伝わってくる作品です。
わかるわかる、眼光の鋭いツンデレ!猫ってそうだよね〜!と、愛猫家の私はもうかわいくてかわいくて、萌えながら笑いながら、読んでいます。
じいちゃん、の固まっていた心が、猫と暮らすことでやわらかく、やわらかくなっていく姿がとてもかわいらしく、そして時に泣けてしまいます。
猫、は同居『人』。愛猫家の方ならば、うんうん、と頷いていただけるような、素朴な作品です。
ぼやーとした主人公と、ぼやーとしたストーリー展開と、ぼやーとしたギャグ。とにかくなごみます。
なぜ獣医漫画なのに、「命の大切さ」…みたいな説教くささがないのか!!そこがまたぼやーとしていて、めちゃくちゃ好きです。
女と男、女と女、男と男、なんでもいいですが、二人の人間が同居するとき、それはある種の『諦め』が必要だとも思います。
ゲイだから、などということはさておいて、愛する人と『同じ釜の飯を食う』ことがどんなに幸せなことか!
よしながふみ先生の素晴らしいストーリー構成と作画で、いっしょにごはん、はいいなあ!と、にこにこしてしまいます。
とにかく作画が美しい。柔らかい作画にまず引き込まれます。
どの時代も『年の差』恋愛というものはありますが、親ほど年が離れていても、自分が素敵だと思う人には惹かれるものです。
それが悪いことではない、禁じられたものではないと、ぎゅっと凝縮した一コマ一コマから伝わってきます。
とにかく素朴なストーリーです。
どこにでもいる、毎日一生懸命生きている、そんな『お母さん』が悩んでいること…それがまざまざと伝わってきます。
女性は子どもを生んだらもう『女』ではなく『お母さん』にならなくてはいけないのか。ときめきや潤いがあってはいけないのか。
女性の生き方、在り方というものを、静かに語りかけてくる作品です。
髪の毛先一本、鼻筋に至っては多少のパースの崩れよりも人物の感情を最優先に描いてらっしゃる作品です。
とても繊細なタッチだと思いますので、それを大切にしてほしい!と思いました。偉そうにすみません。
特に、029話-15話2のモノローグのしつこさが気になりました。熟読しているためですが。笑
例えば
「新名さん 何か一瞬さみしそうな顔してなかった…?」
というみちのモノローグ。不要かなと思います。
ここまで読んでいる読者ならば新名に何があったのかということ、即ち新名とみちの真反対の状況は伝わります。大変繊細なタッチで表情や空気感を出していらっしゃるので、そんなモノローグは無くても良いかと。むしろその方が余韻が残ると思います。
新名の
「吉野さん嬉しそうだったな」
はその後の 「本当のこと言えなかった」で十分伝わります。
最後の新名の「男として必要とされている自信が欲しかった」、そこまで具体的表現をしないと読者は分からないのでしょうか。
「自信が欲しかった」だけで十分かなと思います。
『男として〜』という言葉が入ってしまうと、夫婦間の必須のコミュニケーションというより、交際相手が体目当てなのかどうか、みたいな議論が生まれてしまいそうです。これは本当に私の感覚でしかないのですが…。
たくさん書きましたが、大好きな作品です。
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