5.0
28話までの途中レビュー
一言で、面白おかしく、少し切ない。そんなお話です。
全般に渡り、主人公の特異性がたんたんと、面白おかしく描写されます。
その特異性を得る事になった背景が、悲しい。
主人公は悲しみを覚えていないし、諦めても卑屈になってもいない。ただ、他人と交わらずに来たので、うまく協調がとれない。良かれと思って言った事が悪意にとられる。
そうした中で、爽やかな風が吹きます。
主人公は体力魔力はカンストしていますが、人との交流、集団行動、戦略、小技のスキルを徐々に獲得し、死んでいた表情筋が甘いものを食べる時と、心を許した人の前で、ほんの少し緩みます。
タイトルや絵柄から想像するより、ずっと面白おかしく、切ないお話です。かなりお勧めです。
- 3