5.0
丁寧な日々の暮らし
主人公すずの、丁寧な日々の暮らしぶりが描かれていて温かい気持ちになる作品です。
時には平穏な毎日にさざ波が立つこともあるけれど、今日を明るい気持ちで生きようとしているすずに思いきり肩入れしてがんばれ、って思いながら読んでいます。
戦時中の物が足りない中で工夫しながら生き抜いている人たち、そのつつましい生活ぶりが愛しく、何度も読み返してしまいます。
すずと周作さんはとてもお似合いだと思っていましたが、そんな中に自称「ぼーっとしている」すずが気づいてしまう、あること。何とも切なくてドキっとしました。
まだ最終話まで読んでいませんが、すずには幸せになって欲しいと思いながら、できればもっとずっと続いて欲しいと願いながら大切に読み進めています。
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