4.0
綻びのない話
貴族令嬢で何故か虐げられて…の例はよく
ありますが、このヒロインには明確な理由が
あって、一族の中で希少な「未来読み」の力
を持っているが故に、異端児扱いされている。
その上、能力の使い過ぎ(家族に酷使されすぎ)で五感が徐々に損なわれ、片目の視力は無く
なりそう…。で、このまま死んで堪るか!
と家族を捨てて、たまたま目を付けた侯爵様
のもとへ逃げるのですが。
この方がハイスペックな常識人でちゃんと大事にしてくれる、更に溺愛ルートに入るらしい。
妙に冷静なヒロインではありますが、動機も
手段も綻び無く納得のできる流れで話が進み
ます。嵐の予感も人物相関のしがらみも充分、
小道具も伏線でどの程度効いてくるかと続話が
楽しみです。
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