5.0
王道甘々ストーリー万歳!
作家さん買い。
この作家さんの作品は、登場人物たちの暖かいハッピーエンドばかりなので今回も期待(*´ェ`*)♡
主人公の撫子が口減らしとして山に捨てられる所から始まる。
妖怪が見える(先祖返り?)体質ということで、人買いではなく鬼のいる山に捨てる選択。
そこで柳生鬼幻月と出会う。綺麗な魂を気に入り養女として引き取る。
ありきたりな当主の光源氏計画かと思いきや、息子九曜とのラブロマンスへ発展!
しかし、この息子。以前のトラウマで人間が極度に嫌い。避けるわキツイ言動するわで可愛くないw
しかしヒロインの撫子は境遇に悲観するだけでなく、自分の出来うる限り働いて奉公する姿にウルル…良い娘さんすぎる(T_T)
しかも一目惚れした九曜を身体を張って何度も助ける。でも肝心の九曜が口下手で力加減下手でツンデレだから、想いが通じるまでに○年かかったんだなぁ…と。
周りは非常にやきもきしたでしょうねw(梧桐は隙あれば本当に掻っ攫ったと思う)
親公認の両片思いなのにね。・゚・(ノ∀`)・゚・。
作中の柳生鬼家族とのほんわかストーリーも好きですし、妖狼の雪風と凍雲わんわんコンビとのもふもふ添い寝は羨ましすぎる…もふもふは至高です(キリッ
牛鬼の急襲により撫子が拉致されても、機転と愛情で乗り切った二人。ただ勢いだけで動いていない点が◎。
想いが通じてからは、あの不器用だった九曜がベタ甘に撫子を大事にしているのがとっても良き!
人間の身体が脆いと知ってるからこその気遣いに120点あげちゃう!!!( ;∀;)
エロ目的の方には物足りないかもというご意見もありますが…しっかり構成されたお話(甘々夫婦のほっこりも有)で、個人的には大満足。
ただヤリ目中心の小説と異なり、読み応えのある和風ファンタジーに感じました(*^▽^*)量より質派!
個人的には当主の幻月と妻の夕霧のスピンオフも出版されたら嬉しいです!
あと、石蕗や楓の廓半生を綴った物語も♪
撫子の猫又ライフや子供達の成長ストーリーも気になる。
魅力的な登場人物が多いのも☆5なポイント。
和風ファンタジーで王道ストーリーが大好きな方にはぜひ読んで頂きたいです!
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