4.0
盛大にネタバレてます
原作の最終話まで完読したので、おもいっきりネタバレしてます。ご注意を。
元婚約者のライルが最後まで不憫…。
実家の借金のために大好きな婚約者と破局させられ、高慢なディアナと強制婚約。毎日必死に尽くすも、不安定な精神状態から薬物に手を出して中毒患者に…。救いがない。。
そしてディアナのひねくれ曲がった性根の悪さに、ものすっごくイライラさせられます。格下だと見下しているエステルがいつまでもライルの心を奪ったまま、さらには第一王子様の婚約者に収まって順風満帆、許せない!キー!!と癇癪を起こし、皇宮に忍び込んでサツ害計画まで実行するとは…手に負えんほどバカです。ディアナの処罰については納得できない。檻付き病院に収容って、、しかも父と兄が領主の間はって、じゃあそのうち出てきちゃうじゃん!断罪してほしかったです…。
さて、この物語の真のすごいところは最終話直前での伏線回収ですね。エステルが見ていた皇后のマナの不一致、そういうことかー!と。トルテリーゼ皇后、この物語の中でいちばんの被害者であり辛すぎる過去を生きてきた人。陛下と皇后には最後まで騙されましたよ。全員がハッピーエンド、とは言えないかもしれないけど収まるべきところに全てのピースがハマった結末でした。読みごたえのある作品です。
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