4.0
源氏物語は、やはり良い
源氏物語は、光源氏の話ではなく、作者、紫式部の女人としての話という解釈があります。
色んな女人が出てきますが、どの方も生身の人間として共感出来る描かれ方で、大好きな作品です。
これが平安時代に書かれたとは。世界中で読まれる所以でしょう。紫式部という作家の素晴らしさに感銘を受けます。
さてこの作品は、丁寧に描かれている部分とそうでない部分がありますが、取り上げた女人は、人間らしくて良いなと思います。また、紫の君が出てきてから、さらにグッと良くなりました。話はざっくり流れていきますが、光源氏の心情は良く描かれていると思います。最後は呆気ないですが、一番描きたかった所を描かれたからかなと思います。課金しながら楽しく読ませて頂きました。
- 0