5.0
もともと戦国時代は大好きでしたが、主人公の小野於通はよく知りませんでした。
厳しい戦国の世で女一人、学問と教養を武器に人生を切り開いていく姿にとても感銘をうけました。
浅井三姉妹も好きなので、ストーリーに重要に絡んでくるところも嬉しいです。
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もともと戦国時代は大好きでしたが、主人公の小野於通はよく知りませんでした。
厳しい戦国の世で女一人、学問と教養を武器に人生を切り開いていく姿にとても感銘をうけました。
浅井三姉妹も好きなので、ストーリーに重要に絡んでくるところも嬉しいです。
面白くて36話一気に読んでしまった。実在する人物の話だけど、ちょっと現実離れしてる、そこが面白いけど。二人の恋の行方も気になる。
戦国時代の一面を見つつ、生活描写もわかりやすく、ただ読むだけではなく勉強になった。女性が生きていくのはいつの時代も難しいけど、芸は身を助ける、ってのがわかる。
時代を女性の視点から見た作品。小野於通は歴史上実在しますが、その人物像は謎の人物です。作者はドラマチックにその人物像を生き生きと描き、大河ドラマみたいな無理矢理な物でなく、興味深く描いてます
己の技量のみで戦国の世を鮮やかに生き抜いた小野お通。
大名たちにもその教養の高さで一目をおかれていた才女の生き様が、フィクションを交えながらも生き生きと描かれていてとても読み応えのある作品です。
殊に公家側からの観点は教科書や大河ドラマでもスルーされるので、違う見方がとても面白いです。
歴史を知らなくても、於通の生きざまや彼を取り巻く人達の運命など本当に面白い物語です。芯の通った、それでいて品のある美しさには憧れを抱きます。
戦国時代の話なのに
とても新鮮です。
それは
この時代を書く上で
これまでとは違う目線で
描いているからだと思います。
作中で
傾奇者で有名な武将が
ちらっと出てきて言います。
「カブくっていうのは
世の中を傾けて見てみるってこと
正攻法では見えないものが見えてくる」
なんといっても
この時代は武士の時代
でも主人公は武士の立場に
収まっていない。
武士の時代に
武士とは違う目線…
主人公は傾奇者の
素質があるんですね。
信長、秀吉、家康と
天下人が変わるたびに
時代や価値観が変わる中で
公家にも武家にも属さず
彼らとの共存により
身を立てて自由に生きる…
結構すごい作品だと思います。
戦国時代をよく知る人にも
オススメできる作品です。